我がポケモンGO近況。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 2021年の最後を締め括ってゲットしたのはマグマラシ。年内最後と挑んだバトルリーグ5試合ワンセットを4勝1敗で締め括り、その報酬でゲットしたポケモン。調べてみると2020年の最後がヤブクロンという穢れポケモンで、逆に一年の穢れや汚れをそいつに託して葬る意味合いも生じ、最後にゲットして屠殺場送りにするに相応しいポケモンにも思えた。しかしマグマラシではその手の意味性や物語を紡ぎ難く、最後の締めとしては特徴が薄く感じられる。まぁ絶不調だったバトルリーグを何とか立て直し、一年の締め括りを4勝1敗と良い成績で終えられた、その報酬でゲットしたポケモンという事で、最後に相応しいという事にしておく。個体値も悪くないので、これは捨てずに、『さらば2021年』とニックネームつけて思い出に残しておくとしよう。





 そして2022年の年明け一発目のゲットはこいつ、



 そう、パウワウ。
 これに関しては昨年一発目がピカチュウ。ポケモン界の主人公にして最大級のアイドル。それに比べればどんなポケモンも縁起物としての勝ち目はない。見た目がピカチュウと比べて負けず劣らず可愛いという、それで今回の一発目は良しとしよう。
 残念ながら一発目のパウワウは個体値が頗る悪かったので屠殺場送り。その代わり元日の夜勤への通勤途中に参加したレイドバトルでゲットしたこいつを『よろしく2022年』にすることにした。パーティ帽子も被っているし、縁起物として良いんじゃない?……って感じです、はい。



 さて、そんな塩梅で昨年も一年を通して大いに楽しみ、今年も余程のことがない限り一年通して戯れるであろうポケモンGO。その近況であるが、先にも書いたようにバトルリーグが今期は絶不調。スタート時点から今一つ上手く波に乗れず、前期前々期と容易く昇格できたACEランクに今期はなかなか昇格できなかった。焦燥募らせて構成を変えれば変えるほど益々泥沼に嵌まってゆく負のループに陥ってしまったのだ。得意のハイパーリーグに入って、遅まきながら何とかACEに昇格できたけど、これ又その後が続かない。よし、ここからだ! 得意のリーグで巻き返すぞ!……と意気込んだのも束の間、又負けが先行するようになってしまった。ハイパーリーグを得意ならしめていた絶対的構成が、今期に入って全く勝てなくなってしまったのだ。〜先鋒ギャラドス、中堅アローラベトベトン、そして後方ギラティナ……前期と前々期は痛快に勝ち捲れた、そして最終結果をいずれも頗る良いものにしてくれた頼みの構成。それが今期、完全崩壊してしまったのだ。







 それでも自信を持っていた構成だ。一時的にスランプに陥ってるだけで、又直ぐに勝ちに転じる筈と我慢して起用を続けた。しかし一向に調子が戻らない。業を煮やして、遂に構成の変更を決意。あれこれ試行錯誤を始めたが、これ又スーパーリーグ同様、「これだ!」と確信が持てる構成に辿り着けない。インターネットでお薦めパーティとして紹介されている構成を試してみても、やはり駄目。例えば、先鋒クレセリア、中堅ギャラドス、そして後方ラグラージ。お薦め理由を読めば、確かに理屈としては尤もらしく思える。時間を掛けて、今期ようやく育成が完了したクレセリアも、せっかくだから起用してみたい。それでお薦めを試してみれば、その理屈が机上の空論にしか過ぎないことが直ぐ証明されてしまうのだ。くさタイプにラグラージがぶつからない戦術が説明されていたが、実際に試してみれば、都合よくラグラージを隠せる展開に早々運べず、あと少しの処で競り負けるパターンが増えてしまう。一番ストレスの溜まる負け方だ。そんな悔しい負け方で徐々に貯金も減ってゆき、ハイパーリーグが終わる頃にはレーティングが1800台にまで下がってしまった。バトルリーグが開催されるようになった初期の頃は、その辺のレーティングで上がり下がりを繰り返していた気もするが、ここ最近そこまでレーティングが下がったことはない。まさに屈辱的勝率。今期はもう諦めるしかないのかな。次期シリーズに向けて、今期は試行錯誤に当てようか?……ハイパーリーグの終わり頃には半ば匙を投げるように、そんな風に思うようにもなっていた。
 一転、勝ちが先行するようになったのはハイパーリーグが終了後、ホリデーカップに参加するようになってから。以前からマスターリーグは苦手なので、それなら……とハイパーリーグと並行して開催されていた、そしてマスターリーグに変更後も、しばらく期間が続くホリデーカップに参加。で、こんなことならハイパーリーグにこだわらず、もっと早くこっちに軸を移しておけばよかった……と後悔まじりの喜びを抱くに、さして時間は掛からなかった。多少の試行錯誤はあったものの、「これだ!」という構成に今回は直ぐ辿り着けたのだ。







 先鋒ファイアロー、
 中堅タチフサグマ、
 そして後方をマッギョ。
 この構成にしてから5試合ワンセットを負け越すことが殆ど無くなった。大概4勝1敗か3勝2敗で終えることが出来る。レーティングも気づけば2000台に復帰できた。重ね重ね悔やまれるのは得意だったハイパーリーグにこだわり、この特別カップに参加するのが遅れてしまったこと。参加するようになった時点で、既に開催期間の後半に入っていた。最初からこのリーグに集中的に参加していたら、今頃どれだけ好成績を残せていたか……それが残念でならない。
 特に良いのがファイアロー。昨年の10月に夜勤明けを利用して西浦温泉を一人散策したが、その帰路に拾ったヤヤコマがスーパーリーグにうってつけの個体値だったので、ファイアローに進化させて、試しに今回起用してみたのだ。
 今の処ブレイブバードが面白いように嵌る。打てば反動で自分の防御力がダウンするデメリットもあるが、その分、破壊力が半端ない。これを先鋒で取り敢えず打つ。相手がそこでシールドで防御しなければ、どんな相手もほぼ致命的なダメージを与えることが出来る。シールドで防御されても、早い段階で貴重なシールドを相手に消費させれば、その後の展開を苦しくさせることが出来る。いずれに転んでも悪くない。そしてブレイブバードを打ったら、中堅のタチフサグマに交代して、防御力のダウンをチャラにする。そして再度復帰したら又ブレイブバード。又直ぐ交代。この戦術が面白いように功を奏すのだ。個体値がスーパーリーグに特化した形で優れているので、最後の最後に粘り腰が効くのも魅力だ。西浦温泉は散策自体も楽しかったが、最後に良いお土産も与えてくれた。このファイアローは楽しかったあの日の思い出も込みで、今後も末永く大切にしたい。
 それが我がポケモンGOの近況。つくづくバトルリーグは難しい。ハイパーリーグのギャラドス、アローラベトベトン、ギィラティナの構成も、今回のファイアロー、タチフサグマ、マッギョの構成も、試行錯誤して自力で辿り着いたものだ。インターネットで拾えるお薦めは、ある程度の参考にはなるが、最終的には自分の資質に合った構成を自力で見つけるしかない。悔しい思いを積み重ねつつね。そして苦労の末に「これだ!」と辿り着いた構成も、いつまでも好調を維持するわけでもない。使用されるポケモンの流行り廃りや対戦相手の戦術の変遷で、それまでの構成、それまでの戦術が、突然輝きを失ってしまう。往々にそういうことがあるのだ。今回ギャラドス、アローラベトベトン、ギィラティナの構成、その戦術が、突然瓦解してしまったようにね。
 難しい。本当に難しい。あるいは今は大活躍しているファイアローも、突然その輝きを失ってしまう可能性も、これ大いにある。実に儚く、切なく、そして難しい。
 しかし、だからこその面白さである。今はハイパーリーグ用に育成中のブラッキーが、どれだけ活躍できるかを期待している。個体値満点で、ハイパーリーグにうってつけのブラッキー。こいつが起用できるようになったら、構成に幅が出来て、今まであまり起用できていなかった他のポケモンも試せる気がして、そういう意味でも、かなり楽しみだ。恐らく年内にはデビューさせることができると思う。その結果も、又ここに記事として落とせたらと思う。今年の年末頃には、しかしファイアローもブラッキーも既に構成から外れ、思いがけないポケモンが活躍している可能性もある。予想が全くつかない面白さが、難しくもバトルリーグにはある。良くも悪くもどうなるか、この一年の構成の移り変わりが、今から楽しみだ。