感じるだけの君。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 視界から少し外れたところに絶えず感じて、
 だけど姿を見ることは叶わない君が
 術もなく陥ってしまった僕の絶望の象徴。
 疲れた疲れた探すのも疲れたよ。

 感じるだけの君は
 新たな希望を与えてくれるどころか、
 更に生気を奪い取り
 泣き出す一歩手前の夜へ陥れる。

 羽根が生えている気がする君は
 しかし僕の天使にはなってくれない。
 救済へ導いてはくれない。

 絶望は前提として
 せめて鈍感になれたらな。
 今更もう君の気配を感じたくないんだ。