母が恋しい男のソネット。 こんなに駄目な存在を 醜く卑小な男を それでも無条件に愛してくれたのは 結局お母さんだけでした。 逢いたいなぁ……お母さんに。 母が恋しやと思いつつ 鬱々とクリスマスは過ぎました。 年末年始は吹雪になるそうです。 四十代最後の冬。この冬に 僕は又、 意気地を一つ無くします。 殺伐と寒いばかりのこの世界で 今更ですがお母さん、 生き方を僕に教えてください。