母が恋しい男のソネット。 | 春田蘭丸のブログ

春田蘭丸のブログ

願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 こんなに駄目な存在を
 醜く卑小な男を
 それでも無条件に愛してくれたのは
 結局お母さんだけでした。

 逢いたいなぁ……お母さんに。
 母が恋しやと思いつつ
 鬱々とクリスマスは過ぎました。
 年末年始は吹雪になるそうです。
 
 四十代最後の冬。この冬に
 僕は又、
 意気地を一つ無くします。

 殺伐と寒いばかりのこの世界で
 今更ですがお母さん、
 生き方を僕に教えてください。