Alexander Janssonの綴りでアレキサンダー・ヤンソンと読むのかな? まぁ読み方なんてどうでもいいけれど、この画家の世界に凄く惹かれる。
いや、匿名の先生とSNSで交流しているデザイナー男性のアカウントに紹介されていたその絵が、あまりにも僕の感性を突っついて来たので、その作家の名前で画像検索してみたら……いやぁ、出てくるわ出てくるわ、夜の仄かな燈(ともしび)の中に展開されるシュールな物語の数々が……
もう、いいです。
現実なんて、もう、いいです。
そう、こんな退屈な現実は貘にでも喰わせちまって、この永遠に明けない夜の世界をいつまでも流離っていたいです、この不様な肉体から解き放たれて、思念だけの存在となり永遠にね。
それにしても心地よい。いつまでも見惚れて飽きない世界だ。完結された一枚の絵の中にも、解釈次第で何処までも奥深く広がっていきそうな物語性が秘められているのに、絵から絵への連なりを通して、一つの統一された別世界を夢見る事も出来る。飽きないどころか、見れば見るほど空想が広がってゆく、この閉じられたが故に何処までも豊穣なる闇の世界よ、メルヘンよ!
この画家が表現する世界観に一番しっくり来る音楽って、嵌まり過ぎて些かベタな気もするけれど、やっぱりこの辺りなのかな……
https://youtu.be/nehRB1FTeTo
という次第で資格試験が終わったら、まず真っ先にやりたいと思うのは、部屋の明かりを消して、ヘッドホンで『Strawberry Fields Forever』をエンドレスで聴きながら、夜に開いたパソコンを通して、このもう一つの夜の世界に魂をさ迷わせる事。きっと素晴らしいトリップ体験が出来るに違いない。勿論その時は試験から解放された喜びと共に酒にも酔いどれている事だろうね、僕の場合。