PTSD談 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 場末の工場で働いていた若い頃、自分の操作ミスで、同僚の腕を機械に巻き込みかけた事がある。慌てて緊急停止ボタン押して事無きを得たが、咄嗟のその判断がもう少し遅れていたら、確実に、その同僚の腕は二度と使い物にならない大事故に発展していたと思う。
 今もその時の瞬間の情景がフラッシュバックで蘇り、「うわっ!」となる事がある。しかし、あの時もしも緊急停止ボタンを押すのが遅れていたら、この程度の、「うわっ!」では済まなかったわけで、その事を考えると更に、「うわっ!」となる……
 ……という僕のPTSD談。