皆さま、お久し振りです。

何ヶ月ぶりかの更新です。

 

「コロナ禍」や「Go To ~」が話題になるご時世ですが、皆さまも体調に気をつけて元気で乗り切っていきましょう!

 

さて、最近(私の大嫌いな)信濃毎日新聞のHPに気になる記事が掲載されていたので、ここで触れることにしてみました。

 

 

内容によると、当該患者の男性は、40年以上に亘り精神科の(閉鎖)病棟で長期入院を強いられていたこと、そして、症状が安定しているにも関わらず退院を強く求めても、拒否され続けたこと…のようですね。

 

私は、この男性の経緯や症状の経過、家庭や地域の環境について全く知っているわけではないですし、裁判で勝訴できるかどうかは、わかりません。(今回の場合、行政訴訟に近いので敗訴の可能性が高いかも知れません。)

 

しかし、もしこの男性の主張が認められた場合、我が国の精神医療の生々しい実態や不都合な真実が、次から次へと明るみに出てくるかも知れませんし、そうあってほしいと願わざるを得ません。

 

思い返してみると、私の故郷である長野県の「栗田病院」でも、これまでも幾度となく入院患者に対する理不尽な扱いをするような事件が未だに起き続けているのも実態です。

 

○病棟医師及び看護師、介護士が布団で失禁した男性に、ビンタしながら「キショい」「くたばれ」「バカ」「クサい」「ババい(汚い)」と連呼。「ハエんぼ、シッシ」と手の甲を患者に向けてあっち行けの仕草の連発。

○男性医師が、軽度知的障がいの女性患者の下半身を露出させ強制わいせつ。⇒逮捕、起訴され長野地裁で懲役刑。

○倉石元院長(現院長の父)による、死亡退院患者の銀行預金の連続着服、横領。⇒逮捕送検。

○病院コンプライアンスにおける重大なインシデントに関わる事件。⇒傷害等

 

数えただけでもこれだけ出てくる。

しかしながら、これはあくまでも表に出てきた事件であり、実際はもっと多いと考える。

 

加えて言うなら、倉石(現)院長は毎年のように「日本億万長者ランキング」 のトップ10としてもてはやされている。

 

記事によれば、日本政府が精神病床の増床を促進し、低利融資によって病院の増床してきたとも…

私自身、本当にそうかどうかはわからないから、断言は出来ないが、もし仮にこれが事実なら、「精神病患者は社会に有害」として扱ってきたことに等しい。「第二ハンセン病」といってもいいだろう。

 

この裁判を機に、精神科病院の実態、海苔弁が包み隠さず剥がされること。政治家と精神病院との癒着や既成特権が破壊されることによって、本当の意味で精神病患者にメリットのある医療環境を実現することに繋がって欲しいと強く願います。