全ての向精神薬を手放してから

1年4ヶ月が経ちました。



 それを機に

 16年間通院した精神科も卒業。




 ハルシオン 断薬


 ドラール  断薬


 セロクエル 断薬


 トレドミン   2017年11月 断薬


 ブロチゾラム  2018年6月 断薬


 トラゾドン   2019年8月 断薬


 コントミン   2020年3月 断薬


 フルニトラゼパム 2022年9月 断薬








今現在の

体調はというと


頭の膨張感

耳の痛みや背中の強張り等


多少の離脱症状は

残っていますが


ありがたいことに


それらの事を意識することなく

過ごす時間のほうが


圧倒的に増えてきました。









でも

私の場合


断薬後スムーズに

今に至ったわけではなく


途中何度も大小の

揺り戻しがありました。









その中でも断薬後ちょうど

1年経った頃にきた揺り戻しは


予想を超える激しさで

久々に心が折れそうになりました。



 それまでは

 多少の離脱症状の波はあっても


 その振り幅も強さも

 次第に小さくなっていってたので


 このまま

 治まっていくのでは

 

 という

 楽観的な思いもあったからだと思います。








久しぶりの強い揺り戻しに

長期戦を覚悟した私だったのですが


思いのほか

早く治まったのは


食事や運動

などの生活改善に


取り組み継続してきたことが

功を奏したのかもしれない


と思ったりしました。








また


怪我の功名

とでもいうのでしょうか


ある意味

病を発症する前よりも


健康的な日常を

おくれていることに気がついて


とてもありがたい気持ちに

なることも多いです。






南国沖縄でもそれなりに

冬らしい寒さが続いていますが


今月中頃からは

早くも桜が咲き始めます。







桜が咲いたら

今年もまた車を走らせて


桜ドライブ🌸を

楽しもうと思っています(⁠^⁠^⁠)。







(2022年1月 沖縄北部の本部町にて撮影)


 (2023年1月 沖縄北部の名護市にて撮影 )








今現在の体調からしても
多少の揺り戻しはあっても

大きな体調の変化は
今後もうあまりないように思います。



なので
ブログを更新することもほとんどないかと…




最後に

以下の文は
以前ブログに書いた内容と重複しますが

お付き合いくださると嬉しいです。













私は18年前に
うつ病を発症しました。



最初は比較的
症状も軽かったように思います。





でも
何度も

寛解と再発を繰り返すうちに
症状は重くなり

一時期は
灰人のようになりました。










私の場合
最初の10年間は

うつ病を克服しようと
頑張っていました。



また
克服できると思っていました。



でも再発を繰り返すうちに
気がつきました。


私はうつ病になりやすい気質を
もっていると。


自分の弱さを
受け入れた瞬間かもしれません。










正直すんなり受け入れることが
できたわけではありませんでした。


何度も
絶望しました。


声をあげて
泣いた日もありました。



でも
弱さを受け入れることでしか

前に進めないことに
やっと気がつきました。



だから正確には
泣く泣く

自分の弱さを受け入れた
といったほうがいいかもしれません。










症状が軽くなり
日常生活が普通に送れる

寛解
という状態になっても

「うつ病克服」という言葉は私は
あえて使いませんでした。




克服したと思ったときから

自分が
うつ病気質であるという現実から

また目を逸らしてしまう
と思ったからです。






だから7年前に
再び寛解状態になり

抗うつ剤を1年半かけて
減断薬したあとも

再発させないように
気をつけて過ごしてきました。


 闘病中に受けた森田療法等で得た
 気づきや学びを活かし

 病を発症した頃の自分自身の 
 思考や行動パターンを思いだして
 
 同じ轍を
 踏まないように気をつける

 食事や運動で
 身体と心を整える

 などなど…




 






そういった
取り組みがよかったのか

お陰様で
この7年間

再発しそうに
なったことはありますが

本格的に再発する前に
たて直すことができています。


 寛解と再発を
 繰り返していた10年間を思うと
 すごい進歩だと私自身は思っています^⁠_⁠^







うつ病を
克服しようと躍起になっていた頃は

少し 
鬱々するだけで

また再発してしまうのかと
びくびくしていましたが

自分がうつ病気質であることを
受け入れてからは

多少
鬱々しても


 まぁ
 こんなときもあるさ



上手にやり過ごすことが
できるようになったことも

私自身にとっては
嬉しい変化のひとつです。







何よりも嬉しいのは
うつ病を発症する以前の私より

何気ない日々を大切にし

そして
楽しめるようになったことです。


 
 先月誕生日を迎えた娘に
 お祝いメッセージメールを送ったとき

 お母さんのように私も
 素敵に歳を重ねていきたい

 と言ってもらえたのが嬉しくて
 胸があつくなりました。



 子育て中も仕事が忙しく
 病を発症してからはなおさら
 
 親らしいことをしてあげることが
 できなかった母親の私に

 そんな言葉をかけてくれた娘にも
 感謝しかないです。










主治医に言われた

何気ない言葉を
思い出すことがたまにあります。








私が

 早く元気になって
 もとの自分に戻りたい

話すと

主治医が苦笑いしながら



 はるさん
 
 病気になった頃の
 自分に戻ってどうするんですか?

 また同じように
 病気になってしまいますよ



そう
仰ったんです。





その言葉の意味が最近ようやく
分かったような気がします。






 





【追記】

心の病を
発症するということは

大切なメッセージのひとつ
かもしれないと思ったりします。



私は

うつ病を
発症した自分を

弱くて駄目な人間だと
思っていた頃があります。




でも今は
違う思いをもっています。


あの頃の自分は
むしろ頑張り過ぎていたのだと。







ある科学者の方は

 うつ病は

 命を守るための
 
 究極のサバイバル術だ

仰った方がいらして

その話を聞いて
すごく納得したことがあります。




実際あの頃
頑張り続けていたら

私はもうこの世には
いなかったと思うからです。
(過労死していたかも!? )





何度も
再発したのも

限界を超えても
また頑張り過ぎてしまうという

同じ轍を
踏んだからだとも思います。







だから今

心の病を
抱えて辛い人に伝えたいです。




あなたは
弱い人間なんかじゃない。



むしろ逆で
頑張り続けてしまったからこそだと。




だから
頑張ること以上に

もっともっと
自分に優しくしてほしい

頑張り続けることを
やめることができなかった

私と

同じ轍を
踏まないためにも。






















最後まで

ブログを
読んでくださり

ありがとうございました。