最近私は漬物づくりにはまっているのですが、昔の人は冷蔵庫がなくてもこうやって食べ物を長期保存できるよう工夫してきたんだなあと尊敬と感謝の気持ちが湧いてきます。

 

ネットでググれば漬物の作り方もいくらでも出てくるので文明の利器も自由に使え、先人の知恵も簡単に借りられる現在ってそう考えるととてもいい時代です。

 

これだけ簡単に情報が手に入る時代(もちろん本当の情報とは限りませんが)です、私は常々自分を「愚者」だと考えていましたが、そろそろ情報という先人の知恵=歴史からもっと学ぼうと意識し始めました。

 

漬物づくりもその一環です。

 

長い年月多くの人が何度も何度も試行錯誤をして作り安全性ももちろん、おいしくて保存がきいて体にもいいなんていいことしかないですキラキラ

 

こう思うようになったのも、自分が40年以上自分なりのやり方で失敗しながら転びながら、あーでもないこーでもないってもがいて地べたはいつくばって得た経験した学びって、結局先人たちが言っている通りだったなと実感しているからです。

 

若い時代は親や祖父母、人生の先輩たちに反発して、自分なりの正義を振りかざして泣いたり怒ったり・・・結果としていきつくところは「ごくあたりまえ」の昔から言われていることでした。

 

「感謝の気持ちを忘れない」とか「挨拶をきちんとする」とか、「腹を立てない」とか「実るほど首を垂れる」とか・・・。

 

「漬物」もそうですね、今でこそ発酵食品が体にいいことがわかってきましたが、昔の人はそんなことを知らなくても体にいい食べ物を食べていたんですよね。

 

自分もあと生きても100年はないでしょう、その間にできる経験は限られています。

 

若いうちは何でも経験してそこから(主に転んで)学ぶことばかりでしたが、人生の短さを考えると、これからはもっと長い年月をかけて何世代もかけて培われてきた歴史から学ぼうと思うようになりました。

 

とはいえ、これからも「経験」はどんどんしていこうと思っています。

 

自分の「経験」から得たことを次の世代に伝えていくこと、その繰り返しが「歴史」になるのだと思います。

 

漬物のように今の日本の文化も、名もなき人たちの「経験」の積み重ねですからね。

 

経験からも学び、歴史からも学ぶので私はやっと愚者から卒業し「普通の人」くらいになれたのでしょうかね照れ