以前とあるダイエット本で読んだ内容です。
タイトルが思い出せなくて残念!洋書の翻訳だったと思います。
ダイエットで本当に単純にカロリー計算だけではなく、個人差がとても大きいと感じています。
食べても太らない人は「代謝良くていいね」ぐらいの感じですが、ぽっちゃりしている人が「食べなくても痩せない」というと「絶対陰で食べてる・・・!」と言われてしまう。
グループホームでメニュー作りを担当してる私としては、同じものを食べてもどうしてこんなに体重に差があるのかと言われても、「個人差です」というのがご家族にも上司にも理解されず苦心しているところです。
私自身非常にエコ体質で太りやすいのですが「来るべき食糧危機が訪れても私は生き残る!」とポジティブに捉えるようにしています
さて本の内容ですが、とある女性が色々なダイエットに挑戦していいところまで来るのですが、ある時点で停滞期に入ってしまいどうしてもそれ以上痩せられないと悩んでいました。
もともと標準体型だった彼女が太ってしまった原因は息子の死がきっかけでした。
悲しみから目をそらそうと食べてばかりいて肥満になってしまい、健康状態も気にした彼女はダイエットを決意するのですが、元の体重には戻れずどれだけ運動してもカロリー調整してもそれ以上減らない。
何か心因的な問題があるのではないかと言われカウンセリングを受けて気付いたことは、元の体重にまであと11キロ、その11キロというのが失った息子の体重ぴったりの重さだったそうです。
無意識に彼女は、息子を手放したくない、一緒にいたいという気持ちを自分の体に重さとして抱えることで表していたんですね。
それに気づき、悲しみを受け入れた彼女はそのあとはすっきりと元の体重に戻りました。
これは実話で、こういうことは実際よくあるのではないかと思っています。
心理的な要因が体型に与える影響として本の中ではそのほかに、人との付き合いが苦手な人が物理的に人と距離を取りたくて脂肪を蓄えている、自分に自信のない人がより大きく尊厳があるように見えたくて(社長はふくよかな人というイメージから)太るなどがその他の実例で上げられていました。
私も小さいころから親や祖父母に「女の子は少しぽっちゃりしていた方がかわいい」と常に言われていましたが、私たち3姉妹がみんな見事に常に少しぽっちゃりなのはその影響かもしれません
脂肪は、もともと人を飢餓や病気から守るためについています。
脂肪さんも近年は悪者にされていますが、体はもとより私たちの心を守るために役立とうとしてくれているなんてほんとに感謝です。
まあ、私の場合ちょっと脂肪さんが過保護が過ぎるところもあるので、もうそんなに守ろうとしてくれなくても大丈夫ですが。