最近ぬか漬けを始めました。

 

無添加、天日塩のぬか床を買って、キュウリや人参、かぶやナスなどをつけています。

 

最初は味がなじまなくて、イマイチかなとも思ったのですが、自分で作る漬け物の愛おしさと言ったらないです。

 

昼と夜、毎回漬物が何切れかあるだけで、食事のQOLが確実に上がりました。

 

もともと食に興味があまりなくて、子どものころから一番好きなのは果物。

 

肉は嫌い(今は子どもがいるため肉料理もあります)、魚もそれほど好きではなく、何を食べて生きてきたんだろうと思うと、ごはん、漬物、味噌汁(たまに芋)でした。

 

祖母の作る漬け物が好きで、季節によって変わる漬け物を楽しみにしていました。

 

その味を受け継がないまま祖母が亡くなってしまったことはとても残念!

 

あの漬け物をまた食べたいけど食べられない・・・でも自分で漬物を作ってみようか!と思ったのが動機です。

 

祖母の味とは残念ながら全く違いますがあせる漬物があることで、今までは「栄養補給」でしかなかった食事が「楽しみ」に変わりました。

 

漬物があるから、今日のご飯はこれにしよう!とか、ごはん、おかず、漬物、の順番で口の中に混じりあい、徐々に味が変化していくさらに調和されていくおいしさ、味噌汁で口の中を整えて二週目、三週目と繰り返していくのがまた楽しくて。

 

そうなると今度は味噌も作ってみたい、ヨーグルトも作ってみたい、甘酒も納豆も作れるのかということでヨーグルトメーカーを買うことに。

 

届くのが楽しみですキラキラ

 

ひとつ、漬物による塩分が心配でしたが、天日塩を使っているためか次の日の朝のむくみはありません。

 

いつも外食やしょっぱいおやつをとると次の日むくんでしまって、塩分は気にしていたのですが、天然の塩はミネラルが豊富でいわゆる精製された塩、塩化ナトリウムと違い自然に取りすぎた分は排出されるようです。

 

そして自然の塩は何よりおいしい。

 

今「味の素論争」がネットで流行っているらしいですが、私個人としてはサトウキビから抽出された旨味単体よりも、自然の昆布やシイタケ、鰹節など自然界の恵みによる複雑な旨味の組み合わせが「よりおいしい」と感じます。

 

とはいえ、一番のスパイスはやはり月並みですが「愛情」ですね。

 

祖母から漬物のレシピは受け継げなかったけれど、祖母からもらった愛情は今も私のぬか漬けに受け継がれていると感じています。

 

食を通して「愛情」で満たされる充足感、幸せですキラキラ