読書が趣味の私は最近「kindle unlimited」でほぼ毎日読書をしています。

 

本が大好きなのですが、置く場所も限られお金もかかることを考えると、低額でかなりの本が読み報放題のこのサービスは本当にありがたいです。

(読んでどうしても欲しくなると結局買っちゃいます)

 

最近Youtubeで「アナスタシア」という不思議な力をもつ女性がシベリアにいるという話を聞いて、あ、kindleにあって読もうと思ってた本だ!と思いさっそく検索してみるとありました「読み放題」に!

 

最初はとっつきにくい読みづらい印象でしたが、アナスタシアの自然のまま、本来の自分のままに生きる姿、その言葉にすごく感銘を受けていまシリーズ三冊目を読書中です。

 

何年も前の本らしく、その当時は世界的にブームになったのでしょうか?シベリアの特別な杉の木には癒しの効果があるとか、そのオイルにも同様の効果があるとか。

 

ここでいう癒しとは本当に体の病気を治してしまうこと。

 

若々しくて健康な体は誰もが望むことでしょうから、世界中からシベリア杉を求める人が殺到したためロシア政府は杉の輸出を完全にストップしてしまったのだとか。

 

しかし私にとって、この不思議なシベリア杉の効能よりもっと興味をひかれたのはアナスタシアの語るすべての言葉でした。

 

そしてアナスタシアのことをいまだ(第3巻途中)理解し受け入れ愛しているわけではない非常に世俗的な著者ウラジミールが、とても魅力的な男性であるということ。

 

純粋で、崇高で、神秘的で完璧なアナスタシアと対比されるかのように、疑り深くて、物質至上主義、世俗的なウラジミールは読者から「男らしくない男」「アナスタシアにはとてもふさわしくない男」と認識されていることが綴られています。

 

アナスタシアは意図したものを実現す力をもって、ウラジミールに夢を託すのですが、ウラジミールは自分の意志を持って動き、失敗し、やり直し、その途中でアナスタシアですら想像しなかった素晴らしいことをします。

 

私は人間のこのような神の理解を時に超える、新たな創造の力を奇跡と呼ぶんじゃないかな、と思いました。

 

アナスタシアの起こす超能力のようなものではなく。

 

だからこそアナスタシアもウラジミールを愛したのだろうと。

 

自分の思う通りに進む予定調和の恋愛なんてちっとも楽しくないですからね。

 

神のようなアナスタシアがままならない恋愛をしていることにも意味があるように感じます。

 

アナスタシアが望む普通の女性も、ままならない恋をしていますから。

 

私の言葉ではアナスタシアの言葉のすばらしさを表現できないので、普通の女性として語れる恋愛の部分だけ感想を書いてしまいましたが、心に響く本当に素敵な本なので是非いろんな方に読んて欲しいです。

 

読んでいると、なんだかお腹のなかからじんわり感じるものがあるんですよ。

 

体の中から呼応するというか。

 

こんな本に会ったことがないのでとても不思議な感覚です。

 

森の中で深呼吸しながら読みたい本でした。