最近、東京大学名誉教授の矢作直樹さんという方の本を何冊か読んだのですが、内容が素晴らしいのはもとより矢作さんの若いことにびっくり。

 

youtubeなどでも拝見すると、声も若い、背筋も伸びて体型もほっそりされて、全身細胞から若い!という感じです。

 

その矢作さんのおっしゃることには、「感謝」することでその若々しさを保っておられるのだとか。(あくまで結果論)

 

そして元医師だった経験から、最近は「感謝」が足りていない人が多いとの事。

 

身につまされます。

 

本を読みながら、まるで叱られているような気分になって反省しました。

 

本当に私は「感謝」しない人だったので。

 

理由は、「ありがとう」は素敵な言葉なので、それを発する時は本当に感謝がこもっている時だけ使いたい、とか自分自身、人に何かをしてもそれほど感謝されたくない(そんなの水臭い、当然じゃない)から、というのがありました。

 

ただ矢作さんがおっしゃるには、人への感謝だけではなく自分への感謝をするということ。

 

自分の心臓が絶えず動いていること、動く体があるならそれ自体とてもありがたいことなのだから、自分を生かしてくれている自分自身にまずは感謝しよう。

 

もう本当にその通りだなあと。

 

ご先祖様がつないできてくれたこの命、この体があることが、本当にありがたいことなのに、今までどれだけそのことを無視して感謝を忘れて生きてきたことかと。

 

そして自分自身への感謝を思い出してからは、家族、両親、友人、職場の人たち、目にするもの耳にするもの、会ったことがなくても私に与えてくれるすべての人や、植物、動物ひいては地球にまで感謝が湧いてきました。

 

自分以外への「感謝」の気持ちは、まずは自分への「感謝」から始まりました。

 

自分がとてもとても大切な存在だからこそ、自分を今ここに生かしてくれている自分以外に感謝するようになりました。

 

自分の体ひとつに、どれだけ多くのご先祖や植物や動物の命が紡がれてきたかと思うと、自分一人ではない安心感や心強さ、尊敬や感謝の念が湧いてきて、ますます自分を大事にしようと思えてきます。

 

アルコールを控え、野菜中心の食事をとり、自分の体をリラックスさせたり心地よくなることをしてから眠りにつく、という今の生活は、毎晩缶ビール6本開けてつまみは柿ピーという生活をしていた以前の私からは想像もつきませんでした。

 

何十年も忘れていた「感謝」の気持ち、心穏やかにいられる今は思い出せて本当に良かったと思います。

 

読んでくださった方にもいつも感謝しています、ありがとうございました。