私は去年の今頃、全身の痛みでほぼ寝たきり状態でした。
原因はいまだに不明。(凍結した職場の駐車場ですっころんで重症化)
右半身の痺れもあり、脳神経内科でMRI、CTも受けましたし、そのほか大学病院含め3つくらい病院も行きました。
症状としては「線維筋痛症」に近いです。
もう地獄のような痛み。
両腕の腱が特にひどく、頭痛、歯痛(虫歯ではない)、足、全身がとにかく痛くて眠れもせず。
うとうとしては痛みに目を覚ます。
漢方やらなにやらで少しずつ回復し、季節が春になると大分楽にはなりました。
しかし痛みというのはすごく疲れるもので、四六時中の痛みに耐えるため精神的にも肉体的にも毎日疲れ切っていました。
何とか仕事を終えて、子どものためにご飯作って洗濯して、お風呂に入る余裕もなく疲れ切ってベットに行き、何とか朝シャワーを浴びて朝ごはんを作ってまた仕事へ行く。
平日金曜日になるまでがとても長く感じ、土日はひたすら体を休めるために最低限の家事をして、後は一日中ベットで休んでいました。
そんな生活を夏まで続け、もう嫌気がさして「なんとかしよう!」と思い立ち、子どもを夏休みに実家に2週間預け、自分の心と体に向き合ってから劇的に回復しました。
今でも完全な健康体とは言えませんし、疲れて土日どちらかをごろごろして過ごすこともありますが、痛みに悩まされることはほぼなくなりました。
取り入れたのは「瞑想」「カウンセリング」「読書」、そして「ライアー」です。
(不思議なものでライアーの音色を聞いた瞬間に、これを引くと痛みがなくなる!と確信しました。)
「カウンセリング」と「読書」は内観に役立ちました。
自分が何が嫌で何が好きか、自分がどうしたいのか。
「瞑想」と「ライアー」はとにかくリラックス。
慢性的な肩こりも「瞑想」が一番効果的でした。
「ライアー」は直に聞いた人、弾いた人はよくご存じかと思うのですが、とにかく美しく響く音色が本当に心地よくて・・・最後に残った両腕の腱の痛みもライアーを迎えたその日からなくなりました。
(ソウルサウンドライアーとも呼ばれるみたいです。そのへんの楽器屋さんでは販売されておらず、ライアーの制作者のワークに参加して作る方が多いようです)
最近は科学的、医学的にも「痛み」と「心の在り方」が深く関係していると言われているようで、少し調べると様々な情報が出てきます。
「怒り」「悲しみ」「不安」などのネガティブな感情が、「ノルアドレナリン」という物質を増加させ、それが痛みを感じる神経を刺激する。
反対に、「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」が増えると痛みは軽減する。
これは私が長年生理痛で苦しんでいた経験からもわかっていたことでした。
出産のときもそうです。
娘に会える喜びが出産の痛みを上回り、さほど陣痛も気にならなかったほどです。
また、実際長年「線維筋痛症」を患っていた方が色々試した結果、筋トレでセロトニンが出るのがどんな薬より効果的だとおっしゃていました。
もちろん「痛み」は体の異常をお知らせしてくれる大事な感覚ですが、「痛み」がさらなる「苦痛」を生む状態から解放されたことがとにかく嬉しいです。
私は特に軽いストレスや、人の悲しみですらすぐ体に影響してしまうのですが、自分なりのやり方でリラックスしたり、幸せを感じる習慣をつけると体も元気でいられるようです。
今はやりたいことが次々に出てきて、まずは運動しようと思っているところです。
軽いストレッチみたいなことから始めていますが、春には散歩やランニングでもしたいですね。