ふらんふらんだけども
幸せで。
昨日はYouTubeでお笑い見て爆笑してアイアムサムを観ながら泣きそうになって
寝苦しい夜にうんざりして
じゃあ離れればいいだけの話で
それでも汗でべたつくことは嫌じゃなくて
気が向いたらアイスを食べて
気が向いたら少し横になって
小鳥みたいなキスをする
人より分厚いその唇は
いつも美しく鋭い言葉を唱える
それを溢さぬように
ひとつひとつ拾い集めて
大事にしまう
いつの間にか明るんだ空を見つけたら
カーテンを開けて光を待つ
なかなか育たないトマトに光が当たるまで
待つ
そっと頭で流れるねがいりは
コトンと音を立てて胸の奥に落ちていく
底なしだからどこまで落ちるのかもわからない
わたしの歌を作るあなたの横顔は
絵にでも描いて残しておきたくなるくらい
凛として美しい
とても美しい。
それでも
色々天秤にかけて
泥んでしまうのは
黒と白ほどに違うからだ
灰色であるわたしは
どちらかに傾くことを
極端に恐る
同じ愛は愛でも
形も重さも違うから
それでもゼロから動かないものを
願っていてもつらいことを
心は知っている
だからそっと想う
心のほんの片隅で
小さくそっと想うだけ。
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