君とよく行った店を見ないように | 能動的三分間

能動的三分間

わんわん

そこに愛があるのかないのか
義務的行為なのか否か
あなただからなのか
わたしだからなのか

隣でそっと微笑むのも
肌と肌の触れ合う音も
身体中にくれるキスも
鋭過ぎるほどの言葉の刃も
たまに浴びる斬撃も
力任せの抱擁も
繰り返された懺悔も

一生とか
絶対とか
それほど意味がなくて
価値がある言葉もなくて
抗えないほどの力で
縛り付けることを
愛だと思っていた

その笑顔を守ることのできる
そんな掌になりたいと
あなただから思えた
わたしだから思えた

薄暗い部屋の照明も
二つ並んだ空のグラスも
閉じかけたその瞼にも
言葉にできないその涙も
1度は狂ったその歯車も
想い馳せて眠れない夜も
ぶり返された過ちも

嫉妬とか
束縛とか
それほど価値がなくて
意味がある行為もなくて
無くせない感情で
殴り続けるのを
愛だと思っていた

一生とか
絶対とか
形のない約束であれば
わたしという存在で形にすればいい
あなたが作ってくれた
この心
わたしで在る為のあなたで在る為の
最後の心










そういうことだなあ。



あざます。



あざます。



早く帰りたい。とてーも。




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