たくさんある。

目の前で吹きまくる管楽器群の音の壁、その前で鳴り響く弦楽器群の音の壁。どうしたらいいのかわかるようなわからないような棒(指揮者の皆さますみません)。

「ただデカイ音出せばいいってもんじゃない」「大きな音と通る音は違うんだよ」「ホールの最後列のお客さんにも届くように音を造らないとダメでしょ」…

いろいろな事を師匠には言われたがその中に「音の壁を乗り越える」という話もあった。その時は「ふーんなるほど」くらいにか考えていなかったのであるが、そういう現実にブチ当たるに及んで師匠の言っていた事の本当の重みをヒシヒシと感じたのである。果たして私ごときがそんなテンションとパワーをしっかり持ってオケ全体と対峙することが出来るのか?過不足なく音と音楽を造っていけるのか?

そんなことを自問自答しながら思ったのが「これを成し遂げることがTさまからの課題に対する答への第一歩ではないか」ということ。「自分の意思を持って」のスタートラインなのではないかと考えたのである。

今回のブラ4で少しは答に近づいたかなと思ってはいるけれどまだまだ道程は長くて遠い…。まずは課題を前にすぐへこたれそうになる自分の甘ちゃんなところをちゃんと乗り越えなくちゃだよなと思うのであった。