電磁波の害には次の3つの場合が考えられます。

① ある単一の電磁波がある強度で一定期間にわたって体に照射されたとき体の組織に組織的な変化などの悪影響をあたえる。⇒これは科学的な研究で確かめることが可能です。

② 電磁波が体のエネルギー系に与える影響⇒指パワーテストで判別できますが、指パワーテストおよび経絡などのエネルギー系のいずれも科学的に把握されていないのでこれは科学的な研究では把握できません。

③ 他要因と組み合わされた場合の害

多くの犯罪では単独犯は比較的少なく悪党が徒党をくみ悪事をはたらく複数犯のことが大半です。癌などの原因ではいろいろな要素の単独原因を想定した検証はなされていますが、複数の要因の組み合わせは天文学的な数字となってしまうので検証はできません。

ある原因候補が単独ではシロでも他の原因候補と組み合った場合クロとなる可能性を否定することはできません。

 このように電磁波の害はそのほんの一部が科学的に把握できるものですので、科学的に害が立証されていないから安全であるとはいえないのです。

刑法の場合は「疑わしきは罰せず」ですが電磁波や癌対策の場合「疑わしきは対策を」というスタンスが望ましいのです。