ついに!
初のテーラード(オーダーメイド)のスーツを入手しましたぁ!
直しもあって、注文から約3カ月。
う~む、ようやく、テーラードを持つところまで来ちゃいました…。(;^_^A
イージーオーダーと言われるやつは、以前、Brooks Brothersで購入しましたが、生地やスタイルを選べるだけで、サイズは既製。
袖の長さや胴回りが少し合わなかったりします。テーラードからは遠い代物です。
スマホのカメラなので、あまり良く撮れてないのが残念ですが、こちらです。
微かな織り柄のある紺色で、「英國屋」の名に恥じないBritish traditionalなスーツに仕上がってました。
流石です!
最近は、やたらめったら黒系のスーツばかりで、ストライプで誤魔化してますが、「葬式かっ!」とツッコミたくなります。(^o^;)
やはり、紺色かチャコールグレイでなければ…。
さて、本日は、
ハリースタイル特別編
「正統派スーツとは?」
と題して、ちょっと解説させて頂きます。(^-^ゞ
世界で広く使われているスーツの基本スタイルは、英国が発祥と言われています。
各国、数多のデザイナーが色々と個性を出そうと様々なスタイルが出回っていますが、そのルーツは英国の伝統的なスタイル。
さてさて、
前置きはこれくらいにして。
まず、生地はウール100%でなくてはなりません。ハイ、「なくてはならない」のです。自然素材が基本です。
ウールと言ってもピンキリでしょうけど、少なくとも化繊が混ざったのは止めておきましょう。
ラペル(衿)の幅は、胸ポケットが少し隠れる約9㎝が基本。(今回のスーツは8.5㎝)
最近の流行りは幅が狭く、僕には違和感があります。
ボタンも2つに1つがけが基本。
American traditional には3つボタンの1つがけタイプがあります。これです。
全てのボタンをかけている人をよく見かけますが、これは間違いです。一番下のボタンは使いません。飾りです。
今回のスーツのポケットは、スラント・タイプ、つまり、斜めになってるBritish style。右側にだけ小さなチェンジポケット(小銭入れ)。このスタイルはあまり見かけないと思います。
水平なポケットが一般的ですね。
胴回りに絞りがあるのが英国タイプで、基本です。お腹が出て来るとブリティッシュから遠ざかってしまうので、僕は危機感を抱いてます。(^_^;)
絞りがないズンドウなスタイルはAmericanです。これは最近の流行りと真逆ですが、僕は着てます。(^-^;
これはサイド・ベントと呼ばれる両サイドにあるスリットで、British style。
センター・ベントはAmericanで、日本にも多いタイプ。
ベントがないタイプもあります。
さて、次はズボンです。
今回はクラシックな雰囲気にしたくて、裾をダブルにしましたが、こちらもお好みで。
ポケットは斜めタイプがBritish、垂直なのはAmerican。お好みですが、斜めの方が使いやすいです。
これはノータックで、少しスリムなシルエットですが、最近よく見るピチピチのズボンは、やり過ぎで、品がないかと。
とは言え、体型から大きく外れるダブダブも頂けません。
上下共に、快適さを損わず、身体の形に合ったシルエットが基本です。
とまあ、僕の思い込みも入っているかも知れませんが、いくつかの本から学びました。
Classy(洗練された、上品な)の言葉通り、Classic style、Traditional style こそ正統派。
男の服装は、着飾るのではなく、自分らしく調和しているかどうかだと思っています。
ではでは
皆さま、良い週末を。(^-^ゞ