皆さんおはようございます
いつも楽しくブログを読ませていただいている、そらみん no ふぉとログ さんがカリフォルニアのディズニーランド・リゾートにあるホテル、ディズニー・グランドカリフォルニアン・ホテル&スパ(Disney Grand Californian Hotel & Spa)のブッフェレストラン、ストーリーテラーズ・カフェ(Storytellers Cafe)について書いていらっしゃるのをお見掛けしました。
Harryもこのレストランでキャラクターダイニングを楽しんだことがあるので、ご紹介したいと思います
そらみんさんのブログでは、お値段がネックとのことで、ここでは朝食の時間帯(7:00-10:45)もブランチの時間帯(11:00-13:15)もどちらも値段は52ドルなので、確かに朝食として訪れると割高な印象が強いかと思います。
自分の場合は、朝からカリフォルニア・アドベンチャー・パークでたくさん遊び、お腹を空かせてから正午に利用開始したので、たっぷり食事を楽しむこともできたので、どちらかというとブランチタイムの方がお勧めかも知れません。
なお、東京ディズニーリゾートのホテルのレストランでもブッフェはディナーの方が料理が充実していてお値段も高いのが普通なんですが…
このストーリーテラーズ・カフェではディナータイムのお値段は47ドルと、朝食やブランチよりもお安くなっています
これはディナーにはキャラクターが登場しないため。
キャラクターダイニングを楽しみたい方は、朝食かブランチで利用しましょう
さて、このレストランではミッキーやミニー、プルート、チップとデールといったキャラクターがゲストのテーブル一つ一つを訪れます。
原則は1キャラクター1回のグリーティングだと思いますが、登場キャラクターの数が多いので、食事中ひっきりなしにキャラクターと会えて、お話ししたり食事を楽しんだりと、かなり忙しかったです。
結果、滞在時間はちょうど2時間ほどでした。
パークで遊ぶ計画との両立を図る上では、所要時間は長めに見ておいた方が良いと思います。
さて、ストーリーテラーズ・カフェの魅力はキャラクターダイニングだけではありません。
グランドカリフォルニアン・ホテルに宿泊された方はお気付きかと思いますが、このホテルは木材や石材など自然の素材を活用した暖かいイメージのデザインが特徴的なホテルです。
これは、19世紀末から20世紀への世紀の転換点に流行した「クラフツマン様式」と呼ばれる建築様式を取り入れているため。
クラフツマン様式は、当時急速に進行していた産業化へのアンチテーゼとして職人の手作業を再評価する運動が高まる中で確立されていった様式です。
このストーリーテラーズ・カフェも、木材や工芸品を活用した、ホテルと一体的な内装が特徴的ですが、それだけではありません。
クラフツマン運動の担い手となった人物の言葉が随所に引用されていて、ホテルの雰囲気をしっかりと感じながら食事を楽しむことができる空間になっています。
たとえばコチラ。
"BY HAMMER AND HAND DO ALL THINGS STAND."(「万物はハンマーと人間の手によって建つ」)
これは、クラフツマン運動を担った家具職人、グスタフ・スティックリー(Gustav Stickley, 1858-1942)の言葉です。
さらにコチラ。
"ONE MACHINE CAN DO THE WORK OF FIFTY ORDINARY MEN. NO MACHINE CAN DO THE WORK OF ONE EXTRAORDINARY MAN."
「機械は凡人50人分の仕事をこなすことができるが、卓越した1人の人物の仕事を成すことはできない」
というのは、いかにも産業化・機械化へのアンチテーゼとして、熟練した職人の技術を高く評価するクラフツマン運動を象徴するような言葉ですが、これはこの運動を提唱した著作家、エルバート・ハバード(Elbert Hubbard, 1856-1915)の言葉です。
キャラクターダイニングで大忙しだと、なかなか店内の内装の隅々まで見て回ることができないのですが、いつかディナータイムに訪れて、もう一度ゆっくりと店内を眺め直してみたいものです