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6月6日にオープン予定の東京ディズニーシーの新テーマポート、ファンタジースプリングス。
スポンサー企業の招待イベントやファンダフル・ディズニー会員を対象としたプログラムによるプレビューに加え、今週木曜日には来園ゲストを対象としたリハーサル公開(スニーク)も行われ、SNSでも新テーマポートの話題を多く見かけるようになりました。
実は私Harryも既にファンタジースプリングスに潜入(?)しています。
今後ファンタジースプリングスを初めて訪れる日を楽しみに待っていらっしゃる方も多いと思うので、特にアトラクションの内容などに関わる投稿はエリアがオープンするまでの間は控えようと思います。
代わりに、新たにオープンするレストランのフードメニューなどは既に公式HPでも明らかにされているところですので、その感想辺りからレポートを始めましょう。
今日は、ディズニー映画『アナと雪の女王』をテーマとしたファンタジースプリングス内のエリア、フローズンキングダムにあるオーケンのオーケーフードを取り上げます。
「オーケン」(Oaken)というのは、『アナと雪の女王』に登場するサウナ付きの山小屋の主人です。オーケンのオーケーフードはこのような簡単なカウンターサービスのお店です。
ここでは現在、オーケンのフッフーブレッド(カルダモン&ミート)というメニューを販売中。1個850円です。
北欧をテーマとしたエリアのエッセンスをギュッと凝縮していて、とても印象に残るメニューでした。
まず、カルダモンというのは古代から使われて来た南インド原産の香料ですが、北欧諸国では色々な料理に使われるスパイスです。
シナモンロールを食べたことがあるよ、という方はたくさんいらっしゃると思いますが、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドではカルダモンを使ったカルダモンロールがポピュラーです。
カルダモンは、シナモンの強い香りと比べると、爽やかですっきりとした香りが特徴。
さらに、このパンにはリンゴンベリージャムが使われています。
リンゴンベリーはユーラシア北部や北アメリカの寒帯の森林に自生するツツジ科の植物の実ですが、これも北欧諸国ではポピュラーな食材。
リンゴンベリーを煮詰めたジャムは、スウェーデンではミートボールのコンディメントに使われたりします。
米国で言うと、七面鳥のローストにクランベリージャムを添えたりするのと同じ発想だと思います。
カルダモンとリンゴンベリー、ミートを合わせたパンは、爽やかなスパイスの香りと程よい甘酸っぱさが肉の旨味を引き出し、とても美味しくいただくことができました。
クセのあるスパイスの香りが苦手な人にとっては、あまり好みの味ではないかも知れませんが、シナモンロールやチャイティーなどがお好きな方には非常にお勧めです。
新しくオープンするファンタジースプリングス、4つのアトラクションも気になるところですが、レストランのフードも物語の舞台となった世界を表現する上で重要な役割を果たしています。
このようなお手軽なフードにも物語の世界観がしっかりと詰め込まれているのは素晴らしいことだなと思います