皆さんおはようございます
先日、横浜にある原鉄道模型博物館に行って来ました
世界的にも有名な鉄道愛好家である実業家の原信太郎さん(1919-2014)が製作・所蔵した鉄道模型を一般公開するためのミュージアムとして創設されたこの博物館、初めて訪れたのですが…
とにかくそのスケールの大きさに圧倒されました
1番ゲージ(鉄道模型の規格の1つで、縮尺1/32のもの)の鉄道模型を走らせるジオラマとして一般公開されている物の中では世界最大のジオラマがあることで有名な博物館ですが、ジオラマの規模にとどまらず、様々な展示物から原信太郎さんの生涯のスケールの大きさを感じられるのがスゴイ
1番ゲージの鉄道模型と言えば、あの『きかんしゃトーマス』のTVシリーズの撮影に使われた模型が1番ゲージです。
原鉄道模型博物館にはトーマスや仲間たちの模型がジオラマを疾走しているのですが…
なんと、これらのモデルは実際に撮影に使われた物なんだそうです
ホンモノのトーマスをイギリスからお招きするなんて、単なる鉄道マニアにできることではありません。
原信太郎さんは生涯を懸けて世界の鉄道の研究を続け、各国の鉄道関係者と幅広く太い人間関係を構築されました。
トーマスの招聘は、その長い年月の積み重ねの象徴とも言えるのかも知れません。
こちら、原信太郎さんが鉄道技術の研究のために読み漁った書籍や、少年の頃から書き溜めた車両図面とのこと。
数もさることながら、英語にドイツ語、フランス語…いろいろな言語で書かれた本がズラリ。
信太郎さんはこれらの本を読むために、各国語の勉強を続けられたとのことで、その熱量には脱帽するしかありません。
本を読むだけではなく、実際に現地に赴いて諸国の鉄道を探訪する旅を続けた信太郎さん。
旅の記録を収めたアーカイブが博物館内にあるのですが、その中には何と1967年7月に訪れたカリフォルニア・ディズニーランドの写真もあります
世界に名を馳せた鉄道愛好家も訪れるディズニーランド。
パーク内を走るディズニーランド鉄道が、実物をスケールダウンして造られているとは言え、紛れもなく精巧に造られたホンモノであることを実感できます。
カリフォルニアのディズニーランド・リゾートと言えば、第2パークのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのブエナビスタストリートには1920年代のハリウッドで活躍していたパシフィック・エレクトリック鉄道の真っ赤な路面電車が走っています。
このレッドカー・トロリーの模型も原鉄道模型博物館に展示されていました。
1960年代にディズニーランドを訪れた原信太郎さん。
もし2000年代にカリフォルニア・アドベンチャー・パークを訪れ、ご自身が模型を所有されているレッドカー・トロリーの実物に乗車されたら、どんな感想を抱かれたのでしょうか
原鉄道模型博物館、ディズニーランド鉄道やウエスタンリバー鉄道、ディズニーシー・エレクトリックレールウェイなど、パーク内を走る鉄道に関心のある方には絶対おススメの施設です