皆さんおはようございます
先月の記事でご紹介したとおり、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートは新たにリゾートエリアを拡張し、16のアトラクションを1つのショー会場を含む新たなパークエリアを建設することを計画中。
このリゾートエリアの拡張計画「ディズニーランド・フォワード」(Disneyland Forward)は先月、リゾートの所在するオレンジ郡アナハイム市の都市計画委員会の承認を受けたところですが、昨日(カリフォルニア現地時間4月17日(水)未明)、市議会でも承認を受けました。
現地時間4月16日(火)の夕方に開始した市議会での審議。
冒頭は計画を承認したアナハイム市の都市計画委員会による計画の説明。
これに対する市議会議員からの質疑に続いて、ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック会長によるディズニーランド・リゾート側の計画に関する取組の説明。
途中、カリフォルニア州立大学フルトン校の研究チームによるディズニーランド・フォワードの地元経済に対する影響試算の概要も説明されました。
その後は公聴セッション。
なんと84名もの地元市民や利害関係者が登壇し、ディズニーランド・リゾート拡張計画への賛成・反対のスピーチを行いました
登壇した市民の中には、現在ディズニーランド・リゾートに勤務するキャストメンバーも多く含まれていたこともあり、7割方は地域の活性化につながる同計画に賛成。
反対意見は、パークエリア拡張に伴い一部の公道が閉鎖されることに対する沿線住民の不満の声が多数を占めていたようです。
この80名以上ものパブリックコメントを全て聞き終わった時点で現地時間は夜23:30を回っていました
公聴セッションを終えたところで、ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック会長が市議会議員に対し計画への賛成票を投じるよう最後のお願いをするスピーチ。
この後、6名の市議会議員と市長が公聴結果を踏まえた質疑を行い、ディズニーランド・フォワードの票決が行われたのは何と現地時間で日付が変わって4月17日(水)の未明1:00
投票結果は6名の市議会議員と市長が満場一致で計画に賛成し、無事にディズニーランド・フォワードは市議会で承認を得ました。
ところで、今回の市議会の承認により全てがゴーサインとなったわけではなく、実は5月7日に第2回投票が予定されているそうです。
今回は計画の内容に関わる承認投票で、次回の投票は手続に関するもの。
2回目の投票で承認が得られれば、そこから30日以内の計画変更が有効となり、それ以降は計画の内容が確定することとなるようです。
次回5月7日の投票結果も、しっかりフォローしたいと思います。