皆さんおはようございます
東京ディズニーシーで4月1日から6月30日まで展開中のダッフィーと仲間たちの春季シーズン・プログラム、”ダッフィー&フレンズのカム・アンド・ファインド・スプリング!"
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ内の3つのレストランではこのプログラムに連動したメニューを展開中です。
先日、ミラコスタ内で地中海地方の料理を提供するレストラン、オチェーアノでグルメディナーコース(15,500円)を体験して来ました
食事の前にノンアルコールのスペシャルドリンク(1,500円)を別途オーダーしました。
春らしい彩りが綺麗なこのドリンクは、クランベリージュースをベースに、ローズシロップや白桃シロップで風味付けをしています。
レモンジュースや輪切りにしたレモンに加え、レモングラスも添えられていて、優しい甘味と共に爽やかな香りを楽しむことができる一杯です。
グルメディナーコースはアミューズ(小前菜)からのスタートとなります。
今回はスモークサーモンとアボカドをライスペーパーで巻いた生春巻き状の料理が提供されました。
この日は少し遅めの利用時間だったので、小前菜を食べ終わったところでテラスへ出て、東京ディズニーシーのナイトタイムエンターテイメント、ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~を鑑賞。
3月は荒天だったり強風だったりで、ショーが中止となることも少なくなかったようですが、この日は天候にも恵まれ、良いコンディションの下でショーを満喫することができました。
ショーの鑑賞を終えると、パンと前菜が配膳されました。
前菜はオマール海老のオモニエール。「オモニエール」(aumônière)というのはフランス語で「巾着袋」という意味の言葉です。
本来はクレープ生地などで巾着袋のように具材を包んだ料理を指すので、てっきりクレープ生地でオマール海老を包んだ料理が出てくるものと予想していたのですが…
提供された料理を見てビックリ
なんと、オマール海老「を」包んでいるのではなく、薄切りにしたオマール海老の身「で」包んだ料理です
ではスライスしたオマール海老で何を包んでいるのかと言うと、甘海老でした。
ソースはスペイン発祥の冷製スープ、ガスパチョ。
フルーツトマトを使ったガスパチョはしっかりとした甘みがあり、2種類の海老の身の旨みとの相性が非常に良いです。
まだ肌寒い日も多いものの、例年の調子で行くと来月辺りから一気に暑さを感じるような気候になることも予想される中、冷製スープでいただく魚介の前菜というのは、季節にピッタリで好印象を受けました。
続いては温前菜。
こちらは鴨もも肉のコンフィとパルメザンチーズの焼きリゾット。
鴨もも肉のコンフィは表面をカリッと焼いて仕上げているのが特徴で、低温でじっくり調理された鴨肉の弾力と表面の香ばしさのコントラストが素晴らしい。
生姜とスパイスの効いたフォーム状のソースとの相性もバッチリです
焼きリゾットも、パルメザンチーズの焦げ目の香ばしさがクセになる美味しさ
焼いたチーズって、なんでこんなに美味しいんでしょう
続いては魚料理。帆立貝とイサキのポワレです。
魚介の焼き加減が絶妙のはオチェーアノでは毎度のことですが、ソースが南フランス伝統のアンショワイヤードソースというのが素晴らしい
これはアンチョビのピュレにオリーブオイルやニンニクを加えて作るソースで、アンチョビの塩気と共に食欲をそそる香りが非常に特徴的。
小前菜・前菜・温前菜と既に結構食べ進めているのですが、ここに来て一気に食欲が刺激されます
料理を配膳する際に、キャストさんがテーブルでレモンを削って仕上げをしてくださるのですが、このレモンがとても香りが良く、隣のテーブルで先に出された際にこちらにまで香りが漂ってくるほどでした。
比較的しっかり目の味のするソースですが、レモンの香りが爽やかさをプラスして、えも言われぬ食味に仕上がります。
そしてメインの肉料理。イベリコ豚肩ロース肉のグリルも用意されていますが、今回は和牛サーロインのヴィエノワーズをオーダーしました。
「ヴィエノワーズ」=ウィーン風と名付けられているこの料理は、香草入りのパン粉が塗られているのが特徴ですが、このパン粉の層が非常に薄く、上品で食べやすく調理されています。
使っている牛肉がサーロインで脂乗りも良いので、パン粉の層を薄くしているのは食欲を減退させない良い工夫だと思います。
ポルト酒を使ったソースの味も濃厚ですし、右上にはポルペッティ茸でグルグルと巻いた牛ほほ肉のブレゼが添えられており、メイン料理としては申し分ない食べ応え。
食べやすく調理されているので、いつもスルスルと食べ終わり、気が付くとお腹が満たされているオチェーアノのコース料理ですが、今回もその通りの結果となりました。
最後にデザートをいただきます。
デザートはライムのシブーストにアプリコットジェラート。
シブーストの土台はレンガに見立てられ、フルーツの盛合せと共に花壇を表現。アプリコットジェラートはダッフィーが見つけたイースターエッグを表現しているそうです。
砂糖菓子ともども、かわいらしい盛り付けがたまりません
お味の方は、2品とも軽くて食べやすく、何品にも及ぶ食事を終えた後のデザートとしてはパーフェクト。
シブーストクリームが口の中で溶けて無くなるような軽さだったのと、ジェラートが酸味だけでなくアプリコットの果汁感をしっかりと感じられるみずみずしさのあるものだったことが特に印象に残りました。
さて、グルメディナーコースにはこのデザートプレートに加え、お茶菓子の盛合せ、プティ・フールも付きます。
今回のプティ・フールはデザートプレートと連動し、ダッフィーの持つバスケットをイメージしたものとなっていたので、これまたかわいい
バスケットの中には、フルーツピュレを固めたフランスのお菓子パート・ド・フリュイや、これまたフルーツピュレを煮詰めた後に泡立てて作るマシュマロのようなフランスのお菓子ギモーヴが入っています。
イースターエッグに見立てたチョコボールは、3つのうち2つがバスケットからこぼれ落ちています
春をイメージしたダッフィー&フレンズのプログラムに相応しい盛り付けのコース、最後まで楽しくいただきました。
食後の飲み物はホットコーヒーをお願いし、お代わりをいただいてからお店を後にしました。
オチェーアノでは、今回ご紹介したグルメディナーコースのほか、小前菜とプティ・フールが付かず、メインの肉料理に牛フィレ肉のローストを用意した13,000円のディナーコースも提供しています。
お腹の空き具合やご予算に合わせて、そちらのコースを選ぶのも良いと思います。
春の到来を感じる美味しい食事にビリーヴ!の鑑賞まで付いて、贅沢なディナータイムとなりました