皆さんおはようございます
先日、久しぶりに東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのオチェーアノでディナータイムに提供されているコース料理を堪能して来ました
いつぶりだろう…というぐらい久しぶりで、ブログの過去記事を探ってみると、昨年7月に東京ディズニーシーのナイトタイムエンターテイメント”ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~”をテーマとしたコース料理が提供されていた時期以来ですか
食事に先立ち、TDR40周年グランドフィナーレのスペシャルドリンク(1,500円)をオーダー。
グァバジュースとジンジャーエールをベースに、ザクロのシロップで風味付けをした、スッキリとしたドリンクです。
TDR40周年のミッキーマウスのコスチュームを意識した色遣いがとても綺麗
40周年グランドフィナーレのミッキー&ミニーのペアぬいぐるみと記念撮影
食事メニューは、スタンダードのコース料理(13,000円)とグルメディナーコース(15,500円)の二種類が用意されています。
両者の違いは、グルメディナーコースには食事の最初に小前菜の盛合せが提供されること、メインの肉料理が通常のディナーコースとは異なるラインナップで2種類からの選択となること、デザートに小さな茶菓子の盛合せ(プティ・フール)が付くことです。
今回はグルメコースをお願いしたので、小前菜からのスタート。
左側はパテですが、上に載ったリンゴのチャツネが素晴らしいアクセント。リンゴの甘味と爽やかな酸味が肉の旨味と良く合います。
右側は生ハムにレフォール(西洋わさび)とマスカルポーネを合わせ、エクレア風に仕上げたもの。生ハムとクリーミーなチーズは定番の組合せですが、こちらもほんのりと辛いレフォールの香りが効いているのが一味違うなと思いました。
さて今回のコース料理で最もビックリしたのは前菜です
左下は鰤のマリネですが、昆布締めをしてあるそうです。
メニューにはソースは「シトラス」と書いてありましたが、使用している柑橘は何と柚子
しかも、キャストさんがテーブルで柚子の皮を削って仕上げるスタイルでした。
西洋料理に和風のアレンジを加えるのはカンナの独壇場だと思っていたのですが、まさかオチェーアノでそれをやるとは…
日本人には親しみやすい、さっぱりとした味付けでとても美味しかったです。
右上は蒸した鮑(ブレゼ)を季節野菜とともにコンソメスープのジュレを使ってアスピックにしたもの。上品な味でこちらも美味でした。
前菜のタイミングで提供されるパンはこれまでと同様、香ばしいバゲットに柔らかい白パン。
イギリス産のマルドンのシーソルトが一緒に提供されます。
続いては温前菜。こちらもオチェーアノでは予想外の料理。西洋風の茶碗蒸し、フランです。
菊芋を使っていて、ホクホクとした食感が特徴。
伊勢海老のフリットが3つ載っています。
フランの上に掛かっているソースも伊勢海老の出汁を使ったものだそうでして、アメリケーヌソースのように旨味が凝縮された味わい。
ピリッと辛いピメントオイルを加える工夫も光ります。
和風であっさりとした鰤のマリネから一転して、風味のしっかりした料理でした。
魚料理はハタのポワレ。
皮はパリっと、身はフワッと仕上げられたポワレも見事ですが、野菜のピュレを乳化させて作るエミュルションでいただくスタイルがとても食べやすかったのが印象的でした。
フレンチスタイルの白身魚料理は、バターやクリーム、小麦粉を使った重たいソースのものが多いのですが、サラサラのエミュルションにサフランの香りが効いていて、胃腸への負担を感じることなくいただくことができます。
左下に添えられたツブ貝の食感も良かったです。
メインの肉料理は2種類からの選択。
鴨胸肉のローストと和牛サーロインのグリルが用意されています。
どちらにするか悩んでキャストさんにも相談したのですが、和牛サーロインのグリルはシーズン毎にソースを変えつつも定番化していることもあり、今回は鴨胸肉のローストをオーダーしました。
ボリュームはあるものの、脂身の少ない鴨肉なので、こちらも最後まで美味しく食べることができます。
鴨肉に葱を合わせるという、日本人にはお馴染みの組合せも最高です
右側に添えられた鴨モモ肉のブレゼの方が味が濃く、食べ応えがありました。
こちらはパースニップのピュレが良く合います。パースニップは白いニンジンのような見た目をした根菜ですが、香味が強いので食べ慣れていない人の中には苦手に感じる方もいらっしゃるかも知れません。
最後にデザート。
中央にあるのは、紅茶クリームとチョコレートをミルフィーユ状にしたもの。
右側のミルクジェラートはローズの香りが効いています。
写真は省略しますが、食後のドリンクにはカプチーノをいただきました。
グルメディナーコースにはお茶菓子の盛合せ、プティ・フールも提供されます。
こちらは赤ワインゼリー、ラズベリーマカロン、ビターチョコレート、ドライトマトと黒胡椒のパイという大人向けの風味の物が取り揃えられていて、甘いデザートを食べた後、最後のお口直しにもピッタリな内容でした。
今回はデザートまでの全品を食べ終えた後のショー観賞でしたので、ショー観賞に全集中できたのも良かったと思います
オチェーアノのテラスは、観賞位置によってはスピーカーとバージが重なって死角になってしまう部分が出来たりしますが、パイロ(花火)やプロジェクションマッピングを含め、ショー全体を見渡すには格好の場所です。
最近は東京ディズニーシーのパークも混み始めたところ、ビリーヴ!のショーを観賞する場所を確保するのもラクではないかも知れません。
美味しい食事を楽しみながら、場所取りをすることなくショー全体を見渡すことのできる好位置で観賞ができるオチェーアノでの食事の魅力がまた高まって来たように感じます
いよいよ終幕が近付きつつあるTDR40周年ですが、最後まで目いっぱい楽しみたいですね