皆さんおはようございます
V-RESASの人流データを活用した東京ディズニーリゾートの入園者数の動向分析のアップデートです。本日は1月第2週(1月8日~1月14日)の状況を振り返ります。
年明けの1月第1週は、東京ディズニーリゾートの人出はコロナ前の2019年の同じ週と比較して65%を割る水準にまで低下し、比較的静かな状況だった模様です。
これに対し、1月第2週は1月10日に新イベントのディズニー・パルパルーザの第一弾、ミニーのファンダーランドが東京ディズニーランドで開幕。
その前日にはメディア向けのお披露目(スニーク)が行われるだろうとの予想の下、たくさんのゲストが東京ディズニーランドを訪れた様子でした。
他方、東京ディズニーシーは季節イベントのディズニー・パルパルーザは開催対象外。
ナイトエンターテイメントの”ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~”やトイ・ストーリー・マニア!やマジックランプシアターなどのアトラクションが休止期間に入ったことで、閑散期らしい静かな状況だったようです。
ランドとシーでかなり状況が違っていたようですので、果たして東京ディズニーリゾート全体では人出の回復が見られたのかどうか、気になるところです。
これまでと同様、モバイル端末の情報を基に推定したJR京葉線舞浜駅周辺の週ごとの滞在人口のうち、東京ディズニーリゾートへのゲストの大部分を占めると考えられる、千葉県外からの滞在人口について、コロナ禍が発生する以前の2019年の同じ週と比較した数字を参照します。
最新のデータによると、1月第2週(1月8日~1月14日)の舞浜駅の滞在人口は、コロナ禍が発生する以前の2019年の同じ週と比較して▲25.5%という結果でした。
東京ディズニーランドで開幕した”ディズニー・パルパルーザ”が好評を受けたからか、コロナ前と比較した人出の回復率は前週の62.3%から74.5%まで上昇しましたが、昨年1年間を通じた人出の回復率が82.1%であったことに照らすと、やや低調な滑り出しという感は否めません。
やはりこれには、東京ディズニーシーの入園者数の状況が足を引っ張っているのかな…
来週以降も引き続き状況をフォローして行きたいと思います。