皆さんおはようございますニコ

 

 

皆さんは東京ディズニーシーでお気に入りのレストランはどこでしょうかはてなマーク

 

 

自分はメディテレーニアンハーバーエクスプローラーズ・ランディングにあるレストラン、マゼランズが一番好きです。

 

 

 

 

大航海時代に建設された要塞の一部がレストランとなったという設定で、イタリアの港町を再現したメディテレーニアンハーバーの他のエリアと比べても、ユニークな雰囲気がありますよね。

 

 

以前にも記事にしましたが、公式ブログの解説によると、16世紀初頭のポルトガルで見られた、過剰装飾が特徴のマヌエル様式とのこと。

 

 

 

 

建築様式がポルトガルのマヌエル様式だから、ここはポルトガルなのかな…はてなマークとも思うのですが、どうもそうではない様子です。

 

 

例えば、上記の過去記事の中でも言及しましたが、マゼランズを象徴する店内の地球儀は、ポルトガル語ではなく球体はラテン語、枠はスペイン語で書かれています

 

 

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また、このレストランと同じエリアにあるアトラクション、フォートレス・エクスプロレーション"ザ・レオナルドチャレンジ"では、その名のごとくイタリア人のレオナルド・ダ・ヴィンチが「探検家と冒険家の学会」(Society of Explorers and Adventures, S.E.A.)の名誉会員として案内役を務めています

 

 

 

 

そう考えると、マゼランズもスペインやイタリアと縁が深そう

 

 

ということで、店内の他のプロップスに目を移すと、スペイン・イタリアの双方に関係のありそうな物が目に留まりました。

 

 

それはこちらの絵画。

 

 

 

 

この絵はイタリア人画家のティツィアーノTiziano Vecelli or Vecellio, 1490頃-1576)1540-41年に作成したもので、後にミラノ総督となるアルフォンソ・ダヴァロス侯爵の肖像画です。

 

 

このダヴァロス侯爵はスペイン貴族。

 

 

この時代のイタリアは、スペイン王カルロス1世の支配下に置かれており、この絵はミラノに駐留するスペイン軍が1537年に給与不払いを理由に反乱を企てた際に、ダヴァロス侯爵がこれを抑えるべく兵士を説得している場面を描いています。

 

 

実物はスペインの首都マドリードにあるプラド美術館の所蔵です。

 

 

この絵画の存在を踏まえると、マゼランズのあるエクスプローラーズ・ランディングのエリアは、地理的にはメディテレーニアンハーバーの他のエリアと同様にイタリアのどこかではあるものの、16世紀にスペイン王カルロス1世が支配していた地域という設定なのかも知れません。

 

 

 

マゼランズは久しく訪れることができていませんが、まだまだ解釈し切れていないプロップスが数多くあるので、もっと足繫く通わないといけませんね!!