皆さんおはようございます
先日、東京ディズニーシーに遊びに行った際に、久々にメディテレーニアンハーバーのリストランテ・ディ・カナレットへ行って来ました。
…ひょっとして、去年の秋以降行ってない
好きなレストランなのに…なぜ…
と思ったら、理由は先日の記事にしたS.S.コロンビア・ダイニングルームと同じでした。
ナイトタイム・エンターテイメントの"ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス"が昨年11月に公演を開始して以降、ビリーヴ!観たさ故にゆっくりとディナータイムに食事をする機会が無かったことが原因のようです
カナレットでは4月10日から8月31日まで東京ディズニーリゾート40周年"ドリームゴーラウンド"をテーマとしたメニューを提供中。
前菜+パスタ+肉料理+ドルチェのスペシャルセットが5,500円となっています(肉料理無しのパスタセット3,500円もオーダー可能)。
公式HPの説明によると、北イタリアの郷土料理や祝祭の料理からインスピレーションを得たメニューと書かれていて、いかにもTDR40周年をお祝いするのに相応しいセットのようです
それでは、早速前菜から行ってみましょう~
今回のスペシャルセットの前菜は、鮪と帆立貝のプレコット。
「プレコット」(precotto)とは、イタリア語で「半生」という意味。
お刺身に近い感覚のカルパッチョはカナレットやホテルミラコスタのレストランでもよく見かけると思いますが、プレコットは中々お見掛けしない気がします。
カルパッチョと比べると生っぽさが少ない分、ソースの強い風味で臭みを抑える必要がありません。
他方、炙った魚介と比べると全体的に滑らかな舌触りが残っていて、魚介の身の水分を感じることができるのも特徴です。
塩気もちょうど良く、このまま食べても美味しいのですが、パプリカ特有の甘みと苦みのあるムースを付けて食べるのも美味しかったです。
付け合わせのブラッドオレンジのゼリーや紅芯大根のピクルスも、ガーランドを模した三角形をしていて、TDR40周年のスペシャルメニューにピッタリの盛り付けです。
パスタ料理はレギュラーメニューのイカ墨のタリオリーニやカルボナーラを選ぶこともできますが、期間限定のシェフのおすすめパスタをいただきました。
今回のおすすめパスタはパンチェッタと蕪のサフランクリームソースを合わせたタリオリーニです。
パスタの上にはプロシュートとグラナ・パダーノのチップクリスプも載っていて豪華な盛り付け。
細めの平打ち麺のタリオリーニにサフランクリームのソースが良く絡まり、食べやすかったです。
豚肉を塩漬けにしたパンチェッタに生ハムのプロシュート、チーズ(グラナ・パダーノ)のクリスプと、具材の塩気は強めですが、ソースが全体をまろやかな味にしてくれていて、カルボナーラと比べると軽い感じでした。
これなら次の肉料理も無理なく食べることができそう。
その肉料理は牛肉のタリアータ。「薄切り」という意味のイタリア語で、ローストビーフのような料理です。
果実をマスタードに漬け込んだ「モスタルダ」がコンディメントになっているのが特徴で、モスタルダにはオレンジを使用。
マスタードのシャープな辛さでいただく牛肉料理も良いですが、オレンジの甘み、酸味、そして香りが浸み込んだマスタードを付けて食べるローストビーフは、普段あまり味わうことのできない、新鮮な驚きのある美味しさでした。
鴨料理にフルーツのジャムを合わせる感じに近いですが、しっかりとマスタードの辛みを感じることができる点では、それとも少し違います。
クセになってしまいそうな美味しさを感じながら、アッという間に食べ終わってしまいました。
付け合わせのレモン風味のリゾットやアンディーブ、ズッキーニのベニエも美味しかったです。
最後のドルチェ(デザート)はリコッタチーズとドライフルーツのムースケーキ。
マスカルポーネよりもミルク感があり、酸味も少ないリコッタチーズはムースケーキにピッタリ。ドライフルーツの凝縮された甘みと相まって、軽い食感ながらしっかりとした濃い味のあるケーキでした。
色とりどりのフルーツも祝祭感があって良いですね
セットには食後の飲み物が付かず、別途オーダーになるので、飲み物代を合わせると6,000円近くにはなりますが、マゼランズやS.S.コロンビア・ダイニングルームと比べると、やはりお手頃な値段でリッチな気分を味わうことのできるお得感はあると思います。
昨年秋以来、ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~も何度も観賞できたし、そろそろショーの観賞場所を確保するために何時間も前から場所取りをするよりも、カナレットのようなレストランでゆっくりとディナーを楽しむ機会を増やして行きたい気持ちが強くなりました。