皆さんおはようございます
本日の記事は、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートのアトラクションのご紹介です。
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにトイストーリー・マニア!というアトラクションがあります。
東京ディズニーシーのアトラクションの中では、ソアリン・ファンタスティックフライトと並ぶぐらい、いつも待ち時間の長い人気アトラクションですね
カリフォルニアのディズニーランド・リゾートにも、第2パークのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(Disney California Adventure Park, DCA)にも同じ内容のアトラクションがあります。
場所は、ピクサーピア(Pixar Pier)というエリア。
ピクサー・スタジオやピクサー映画の世界をテーマとしたエリアですが、トイストーリー・マニア!のある東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあるトイビル・トロリーパークと同様に、古き良き時代の移動式遊園地のある埠頭の景勝地のような雰囲気のエリアです。
アトラクション自体は東京ディズニーシーのものと同様に、トラムで移動しながらアニメーションが表示される画面に向かって射的を行うというものですが、一つ大きな違いがあります。
それはアトラクションの名前。
DCAのアトラクションは、「トイストーリー・マニア!」ではなく「トイストーリー・ミッドウェイ・マニア!」(Toy Story Midway Mania!)とう名前です。
この「ミッドウェイ」という名前、意味がお分かりになりますでしょうか
ひょっとしてあの、映画化された太平洋戦争の舞台の…
いいえ、そうではありません。
「ミッドウェイ」(midway)というのは、見本市や博覧会、遊園地などで出店やアトラクションが建ち並ぶ大通りのことを意味する英語です。
では、なぜこの大通りを「ミッドウェイ」と呼ぶのかと言うと、その語源は1893年にシカゴで開催された万国博覧会なんだそうです。
会場となったのがミッドウェイ・プレイサンス・パーク(Midway Plaisance Park)という公園
ここから博覧会や遊園地のメインストリートのことを「ミッドウェイ」と呼ぶようになったそうです。
ところで、1893年のシカゴ万博、このブログでも過去に取り上げたことがあるのですが、覚えてくださっている方がいらっしゃればスゴイ
ディズニーランドパリのメインストリートUSAに併設されたディスカバリーアーケードに観覧車の展示があるのですが、設計者にちなんで米国で「フェリス・ホイール」(Ferris wheel)と呼ばれる観覧車が発明されたのが、1893年シカゴで開催された万国コロンビア博覧会でした。
観覧車が発明された万博会場で生まれた「ミッドウェイ」という言葉。
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのピクサーピアにも、ミッキーマウスの顔が描かれた巨大な観覧車があります。
そう考えると、「ミッドウェイ・マニア!」というアトラクションの名前は、観覧車と遊具、古き良き時代の遊園地の雰囲気に包まれたピクサーピアにピッタリだと思いませんか