皆さんおはようございますニコ

 

 

V-RESASの人流データを活用した東京ディズニーリゾートの入園者数の動向分析、今日は5月第2週(5月8日~5月14日)の状況を振り返ってみたいと思います。

 

 

4月を通じてコロナ前の同じ時期と比べて80%近くの人出の回復率を維持していたことが推察される東京ディズニーランドと東京ディズニーシーですが、5月第1週のゴールデンウィークの人出はコロナ前比6割を切る水準となりました。

 

 

 

比較対象となる2019年は、土日祝日と平日の間の繁閑の違いが大きかったことを考え合わせると、入園料の変動価格制の導入等の効果もあいまって、繁忙期・閑散期を通じた入園者数の平準化が示唆されているかも知れない点、リブログ記事でも触れたとおりです。

 

 

こうした見立てが正しければ、ゴールデンウィークが終わった後、コロナ前の同じ時期と比較した入園者数は再び上昇することが期待されますが、実際はどうだったのでしょうかはてなマーク

 

 

いつものように、モバイル端末の情報を基に推定したJR京葉線舞浜駅周辺の週ごとの滞在人口のうち、東京ディズニーリゾートへのゲストの大部分を占めると考えられる、千葉県外からの滞在人口について、コロナ禍が発生する以前の2019年の同じ週と比較した数字を参照してみましょう。

 

 

 

 

最新のデータによると、5月第2週(5月8日~5月14日)の舞浜駅周辺の滞在人口は、コロナ禍が始まる以前の2019年の同じ週と比較して▲13.3%の減少となりました。
 
 

やはり、ゴールデンウィークにコロナ前との比較で6割を切る水準にまで大きく低下した人出の回復率ですが、ゴールデンウィークが明けるとコロナ前比85%を超える水準に戻ったようです。

 

 

入園者数の絶対的な水準で見れば、ゴールデンウィーク後のパークはプチ閑散期とでも言うべき状況のようですが、それでもコロナ前と比較すると、繁忙期・閑散期の入園者数の平準化は着実に進んでいるのかも知れません。