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先日、東京ディズニーシーのディズニーシー・トランジットスチーマーラインの赤色の船をご紹介した際に、イギリス人の冒険者・探検家にして私掠船団長だったフランシス・ドレイク卿（Sir Francis Drake, 1540-1596）について書きました。
記事の中では、ドレイクはディズニーシーの「探検家と冒険家の学会」（Society of Explorers and Adventures, S.E.A.）の名誉会員に名を連ねていて、フォートレス・エクスプロレーション内にある彼の肖像画（右端）が飾られた部屋には、1581年にイギリス女王のエリザベス１世が彼の功績を称え、船上で士爵に叙任する様子が描かれていることについてご紹介したところです。
ところで、この叙任式の絵には元ネタがあります。
それがコチラのリトグラフ。
この絵がどこにあるかと言うと、イギリスの軍人にして著作家のパーシー・サイクス卿（Sir Percy Sykes, 1867-1945）が1939年に編者となって出版された冒険・探検全集とも言うべき本の中にあります。
その本のタイトル、'The Story of Exploration and Adventure'（『探検と冒険の物話』）と言うそうでして…
略すとS.E.A.ですね
S.E.A.の殿堂に描かれた絵の元ネタの本のタイトルまでS.E.A.だったとは…恐れ入りました