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東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの中国料理のレストラン、シルクロードガーデンで今年1月から4月にかけて展開していた、"ダッフィーのワンダフル・ヴォヤッジ"チャイニーズ・ティータイムは大好評だったようですね。
ランチタイムとディナータイムの間に、飲茶サービスを提供するという試みがとても新鮮でしたし、点心の品揃え、ボリューム、クオリティともに優れていて、非常に満足度の高い内容だったと思います。
(ワンダフル・ヴォヤッジのチャイニーズ・ティータイムのレポート記事はコチラ↓)
惜しまれながら終了したチャイニーズ・ティータイムの新企画でしたが、やはり評判が良かったためか、6月16日より“ダッフィー&フレンズのテイスティ・サマー・サプライズ”のスペシャルメニューとして帰って来ました
例によって予約を取るのが非常に困難でしたが、何とか1枠ゲットしていたので、行って参りました
食事系のメニューを中心としたセットが配膳された後、デザートプレートが運ばれて来るという提供方法は前回と同じ。
最初に運ばれて来るセットはコチラ。
中国茶のチョイスは以下の5種類。
・ プーアール茶
・ ラプサンスーチョン
・ ライチー紅茶
・ ジャスミン茶
・ オリジナルブレンドティー(プラス700円)
今回は、ライチー紅茶を選びました。シルクロードガーデンのライチー紅茶は、ライチーの香りが強過ぎず、料理の香りや風味を打ち負かすことが無いので、食事と合わせるのに良い塩梅なので、おススメです
まずは食事系の点心からお膳に並べてみます。
ダッフィーくんが"テイスティ・サマー・サプライズ"ではなく"ビューティフル・レイニーデイズ"のコスチュームですが…
この時点ではまだ梅雨明けしていなかったので許してください
冷菜三種は牛タンと豆のタルトにクラゲとパプリカの和え物、干豆腐の和え物という内容。
"ワンダフル・ヴォヤッジ"では海老マヨだったクレープ包み、今回は牛肉の煮込みを巻いたものに変更されています。
それから、今回の注目ポイントは、胡麻だれの冷やしそば。
公式HPをよく見ると、7月1日からのシーズン・アラカルトメニューに胡麻だれの冷やしそばが入っていますので、一足早くチャイニーズ・ティータイムでお披露目といったところでしょうか。
蒸篭の中の点心は、豚肉とタケノコの焼売、海老蒸し餃子、セロリの入った翡翠餃子。
蒸篭の中から立ち上る湯気がたまらないですね
また、"ワンダフル・ヴォヤッジ"からの大きな変更点として、中華バーガーも蒸篭で提供されるようになりました
"ワンダフル・ヴォヤッジ"の自家製チャーシューのバーガーも美味しかったんですが、今回は蒸篭に入った温かい状態でサーブされますので、更に美味しさがアップ
具材も海老チリに変更されていて、"ワンダフル・ヴォヤッジ"とは異なった美味しさを楽しむことができます
デザート系のものは、ココナツ団子にピーカンナッツの飴炊き、台湾カステラというトリオ構成は変わらずですが、台湾カステラは大納言小豆の入った抹茶味という和風のものに様変わり。
前半戦を総括すると、やはり点心のバリエーションの豊富さに驚かされます。
"ワンダフル・ヴォヤッジ"のティータイムの記事でも書いたように、本来「点心」というのはおよそ間食として賞味される料理を網羅的に指す言葉で、
・焼売や餃子などセイボリー系の「鹹点心」(シェンディエンシン)
・甘味系の「甜点心」(ティエンディエンシン)
・小皿料理の「小吃(シャオチー)」
・フルーツ・ナッツ類の「果子」(グオズ)
に分けられますが、きっちり全種類が用意されています
そして、スパイスを利かせた料理や、冷やしそばなど、夏らしい食事内容になっているのも素晴らしいです。
煮込み牛肉のクレープ包みは五香粉の香り、干豆腐の和え物は花椒の香りと、中国料理らしいスパイスの香りを楽しむことができますし、中華バーガーの海老チリも、ソースは結構辛めの味付けでした。
食欲が減退しがちな夏場に、色とりどりのスパイスで食欲をそそる料理はありがたいです。
一方で、マイルドな胡麻ダレの冷やしそばは、単体としても美味しかったのはもちろん、スパイス強めの他の料理とのバランスという意味でもとても良かったと思います。
器が小さ過ぎて、麺を胡麻だれに絡めるために混ぜることが難しいという難点はありましたが、食べ進めると麺とタレが絡み合って美味しさが増していきます。
7月にアラカルトメニューで登場した際にも試してみたいなと思いました
点心の美味しさは"ワンダフル・ヴォヤッジ"から折り紙付き。下味がしっかり付いていて、調味料無しで味わい深くいただくことができます。
個人的には、豚肉の焼売のタケノコの食感が非常に良いアクセントになっていて、一番好きです。
食感のアクセントと言えば、中華バーガーの海老チリもスライスアーモンドで作った衣を纏っていて、これも海老の身の弾力とのコントラストが良い上に、アーモンドの香りが少し辛めのチリソースの味を整えてくれていました。
細かいところに斬新なアイデアが盛り込まれているので、一品一品を楽しみながら食べることができます
後半戦のデザートプレートはこのようになっています。
今回の主役はクッキー・アン。プレートの内容は
・マンゴームース
・フルーツタルト
・杏仁豆腐入りフルーツポンチ
・生姜のアイス
・ライムと青リンゴのソルベ
となっています。
一つひとつを取り上げると、どれも満足の行く味でしたが、プレート全体として見ると、ちょっとオーソドックスにまとまり過ぎているかなぁ…という印象もします。
"ワンダフル・ヴォヤッジ"の時のデザートプレートには
・羅漢果ソースを加えて食べる豆花
・杏露酒風味のチョコレートの茶巾包み
・陳皮の入ったバナナムース
と、中華食材が全開のユニークな内容でした。
それと比べると、今回は中国料理らしさを追求する野心・冒険心というよりは、万人受けしそうな内容の方に重心を移した感じかな
そうは言っても、「生姜のアイス」が物凄く生姜味だったことにはビックリしました(←生姜は好きなので嬉しいビックリです)。
あと、"ワンダフル・ヴォヤッジ"ではデザートプレート提供のタイミングで、温めたミルクでゆっくりと抽出したウーロン茶が提供されたのが斬新だったのですが、今回はデザートプレートのタイミングでの飲み物は無し…
かなり手間が掛かっていたように見受けられたので、効率性の観点から続けるのが難しいという判断なのか…それとも、暑くなってきたので、温かいミルクティーは合わないという判断なのか…
どちらにしても、"ワンダフル・ヴォヤッジ"と比べると、ここは残念なポイントかなぁ
…と、最後はややネガティブなことも書いてしまいましたが、それもこれも"ワンダフル・ヴォヤッジ"のメニューが斬新過ぎて、衝撃が大きかったことによる相対的な感想です。
今回の"テイスティ・サマー・サプライズ"も、単体として見れば6,000円というお値段に見合う満足度の高い内容でしたし、9月7日までの提供期間中に機会があればぜひリピートしたいと思っています
"ワンダフル・ヴォヤッジ"の時もそうでしたが、シーズン開始当初はキャンセル拾いの望みはあまり持てないでしょうけど、中盤・終盤になって来るとキャンセルを見かける頻度も高まっていくのではないかと期待しています
まだまだシーズンは長いので、予約が取れなかったという方も、気長に(しかしこまめにチェックしながら)待っていれば、チャンスが到来すると思います