皆さんおはようございます
今日は、東京ディズニーランドのアトラクション、「モンスターズインク”ライド&ゴーシーク!”」について書きます。
カートに乗ってサリーやマイク、ブーと一緒にかくれんぼ遊びをする楽しいアトラクションですが、アトラクションの名前も茶目っ気があって素敵です。
「かくれんぼ」は英語で「ハイド・アンド・ゴー・シーク」(hide and go seek)と言います。「隠れる」(hide)⇒「探しに行く」(go seek)という、ゲームのルールをそのまま言い表した言葉です。
この「ハイド」という部分に、カートに「ライド=乗る」(ride)という言葉を引っ掛けたのが「ライド&ゴーシーク!」。
アトラクションで遊びながら英語の勉強もできてしまう、何と優秀なアトラクションなんでしょうか
そして、このモンスターズインクのアトラクションのエリア、言葉の勉強ができるだけではなく、現代のアメリカ生活の雰囲気もたっぷりと再現されているのも魅力の一つです。
アトラクションを降りると、「モンスターズ・インク・カンパニーストア」というグッズショップに出ますが、店内にはこんなプロップスが。
アメリカの大学に留学したことのある人や、アメリカの会社で働いたことのある人は、思わずニヤニヤしちゃうんじゃないでしょうか
学校やオフィスの廊下を歩いていると、
「クルマ売ります!」("CAR FOR SALE", 右側下から三番目)とか
「観劇のチケット譲ります!」("THEATER TICKETS", 右側下から二番目)とか
「個人レッスン求む!」(ここでは一番右下に"WANTED COMEDY LESSONS"とコメディのレッスンをお願いしています)とか
書かれた個人のビラがベタベタ貼られた掲示板をよく見かけますよね。
モンスターズ・インクにもそういうカルチャーが満ちているようです。中には、"LOST EYE"(右側上から二番目)、「目玉を片方落としました」なんていう、モンスターらしいビラも
そして、極めつけはコチラの本。
『ミイラのためのコメディ』(COMEDY FOR MUMMIES)というタイトルの本。
見たことの無い人には全くピンと来ず、素通りしてしまいそうですが、これは
”XXXX FOR DUMMIES”というアメリカの本屋で必ず見かける有名なアンチョコ本のパロディです。
英語で「ダミー」(dummy)は「間抜け」とか「バカ」という意味なので、さしずめ『バカのための〇〇』シリーズといったところ。
『バカのための幾何学』(Geometry FOR DUMMIES)
『バカのための生物学』(Biology FOR DUMMIES)
『バカのための心理学』(Psychology FOR DUMMIES)
といった、大学で教わる専門科目の授業に着いて行けなくなりそうな(?)学生を救済するための参考書のほか、
『バカのためのC++言語』(C++ FOR DUMMIES)
『バカのための仮想通貨』(Bitcoin FOR DUMMIES)
『バカのための電子書籍出版』(Publishing E-books FOR DUMMIES)
みたいな実用書も数多く出版されています。
そして、本のタイトルも『モンスターズ・インク』の世界らしく、「ダミー」(dummy)に引っ掛けて「マミー」(mummy)、つまり「ミイラ」という言葉が使われているのが面白いですね
音の響きが似ているというだけで、「バカ」に相当する扱いをされるミイラには気の毒ですが…
『ミイラのための〇〇』シリーズ、他にはどんなタイトルの本があるのか気になります