皆さんこんにちは
昨日もディズニーランドパリのメインストリートUSAについて書いたのですが、今日も書きます
これからも毎日…というつもりはありませんが、メインストリートUSAは書き尽くして行こうと思っています
さて、今日は、オーロラ姫のお城に向かって左側の建物の配置について。
パリのメインストリートUSAには、ウォルト・ディズニーの名を冠した高級レストランがあります。
それがこの ウォルツ(Walt's) というレストランです。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う臨時休業以前から休業期間に入ったまま、パーク再開後の現在も休業が続いていますが、食事の内容も店内の雰囲気も、ディズニーランドパリのレストランの中で最高峰を競う、本当に素敵なレストランなんですよ。
1401 Flower Street という番地にも意味があって、カリフォルニア州のグレンデールにあるウォルト・ディズニー・イマジニアリング(Walt Disney Imagineering)の番地が、1401 Flower Street なんです
とはいえ、ここは世紀の転換点におけるアメリカのさまざまな都市の顔を複合的に組み合わせた架空の街。カリフォルニアのグレンデールにあるレストランというわけではなく、ウォルトの名を冠したレストランに相応しい設定が与えられています。
ちょっと見づらいですが、左側には「1901年開業」(Established 1901)、右側にはイリノイ州シカゴ(Chicago , Illinois)と書いてあります。
1901年と言えば、ウォルト・ディズニーの生誕年。そして、イリノイ州シカゴはウォルトの生誕地。
そうです このレストランは、ウォルトの生まれた年に、ウォルトの生誕地で開業したことになっているんです
そして、このレストラン・ウォルツの隣にあるグッズショップにも、ご注目。
リリーのブティック(Lilly's Boutique)と名付けられたこのお店。
「リリー」というのは、ウォルトの奥さんのリリアン・マリー・ディズニー(Lillian Marie Disney)の愛称ですね。
ディズニー・スタジオでインク・アーティストとして働いていたリリーは、ウォルトよりも年上の1899年生まれなんですが、このお店は「1901年設立」(Since 1901)となっていて、レストラン・ウォルツと仲良く同じ年に開業したことになっています。
(夫婦の名前を冠した建物が仲良く並んでいるんだぁ~素敵)
と、ここで終わってはいけません
リリーのブティックの隣にはこんな建物が。こちらもグッズショップです。
目線を上げて、建物の頂上をよく見てみましょう。
1893年6月24日に竣工した、R.O.D. BLDG. という名前のビルのようです。
勘の鋭い方は、もうお分かりかも知れません。R.O.D. というのは、ウォルト・ディズニーのお兄さんにして、ディズニー社の共同設立者、ロイ・オリバー・ディズニー(Roy Oliver Disney)のイニシャルです。
そして、1893年6月24日は、ロイの誕生日。
この建物は、ウォルトのお兄さん、ロイにちなんだビルなんですね
この通りの一角に潜んでいるディズニー・ファミリーは、これで終わりではありません。
今度は、通りの角で、路面へと視線を落としてみましょう。
見落としてしまいそうなぐらい小さいのですが、赤い丸で囲んだ部分に注目です。
「イライアス・ディズニー、建築請負業者、1901年」(Elias Disney, Contractor, 1901)と書いてあります。
これは、ウォルト・ディズニーのお父さんの名前ですね。
ウォルトの父・イライアスは、農場を営んだり、大工をしたりと、さまざまな職業を転々とした人ですが、ウォルトが誕生した頃にはビルの建築労働に従事していたようです。
このプレートは、ウォルトの生年に、ウォルトのお父さんが就いていた仕事と共にその名前を刻んだもの、ということになります。
靴よりも小さいプレートが路面に埋め込まれているので、間違っても踏ん付けたりしないように気を付けてくださいね(ちなみにこのプレートは、メインストリート駅側のオムニバスの停留所付近の路面にも埋め込まれています)
以上、今日は建物のてっぺんを見上げたかと思うと、路面に目を落としたり、慌ただしかったですが、メインストリートUSAに刻まれたディズニー・ファミリーの絆、皆さんも確認してみてくださいね