ひとりのはじまり |  みねやまみちひとりごち (峰山道独言)

 みねやまみちひとりごち (峰山道独言)

   みねやまみちは 石ごろごろ  坂道 よこ道 けもの道 いのちの道  
  めぐりくる 日々を しばしとどめて つむごう

   峰山鍼療所 (みねやまはりいやしどころ) のひとりごとです ♪

 卒業式は、雨に恵まれることが多いのだが、穏やかな晴天。



 木造の体育館の真ん中には、ふんわりした赤い道。



 たったひとりの卒業生は、かつて母親が着た着物をまとって、凛として、巣だってゆく。



 校長先生のお話で、下校の道を一緒に歩いた時、訪ねてみたら、6年生の彼女は、不安が1で期待が9、と即答したそうだ。



 勝手に切なさをもてあますオトナかな。



 “のすたる爺” にならずに “どらい婆” で前向いて行くべ。



 卒業式日和、と何度も言いたくなるあたたかさ。



 ぽこぽこぐもが浮いている。



 夕焼け、見ごろを逃したなあ。