仕事を2時間ばかり抜け出して、比較的ご近所の洞慶院の開山忌大祭に出かけた。
洞慶院と言ったら、梅花流御詠歌の発祥地として、梅の花の景勝地として有名だ。
国道から細い道を走って、大きな木に囲まれたお寺がある。
この橋のあたりの雰囲気がなんとも言えない。 これが三途の川渡りなのかしらん。
フェイスブックで、祭でジャズライブがあると知った。 しかも、前から聞いてみたかったユーリック夫妻とベース。
しかし、なかなかライブが始まらない。 本堂で祈祷が為されているようだから、それが終わってからだろうか。
客席の横に蓮の鉢。 つぼみも “妙” だが、花びらの落ちた土台がたまらんフォルム。
これが、洞慶院名物、おかんじゃけ。
境内の一角に体験コーナーがあった。
おかんじゃけの原料の竹を叩いて、ほぐしてゆくのだ。
体験コーナーで話をしている男性、見覚えが、と思ったら、以前、ウチの地元の小学校の校長先生だったかただ。
あちらでも覚えてくれていたようで、どうしたの今日は、と尋ねられた。
先生は退職された後、地域の文化振興に努めていらっしゃるようだ。
このおかんじゃけも、このままでは滅亡してしまうので、子どもたちに教えたりしているのだそうだ。
コンサートが始まった。
テントの骨組みがじゃまだけんども。
ボーカルのユーリック知子さん、裸足と、吹く風が気持ちいい、と言った。
真昼なのに、オトナな雰囲気のひととき。 バーで聞いたら数千円。 露店の水出しコーヒーとブラウニーだけ仕入れて、心身揺れて、楽しんで、無料。
あ、おとーさん。
長野から来たインド人の露店のベジタブルサモサとケバブロールはおみやげに。
短い時間でも、ふらっと自由。
久しぶりの、ワタシらしい感じ。
ちょっと散歩なんか、してこようかなっと。
あ、お祭は、これから歌謡ショーやカラオケ大会があるみたいだよ。
露店もずらりだよ。