昨日は、村の神社の秋祭り。
宮司さんを迎えに行った家人が帰って来てから、口拍子(くちびょうし:チリーヒャライというふうに笛の音を口で言うこと)で舞の最終チェックをしてもらう。
そうしているうちに、笛の助っ人で来てくれたふもとの村の女性が訪ねてきた。
いよいよだ。
どうしよ~、とうろたえていると、だいじょうぶだよ、と助っ人の彼女が優しい笑顔で言ってくれる。
初めてなんだから、なるようにしかならないし、みんなもそう思うだろう。 私だけが、しっかりできるだろうかと不安にさいなまれる。 この緊張と不安を引きうけて、それでも私は舞うのだ。
終わった。
ご近所さんが舞っている最中の写真を撮ってくれた。 使用許可を打診したが、返事がまだなので、終わってから、見に来てくれた田んぼ仲間に撮ってもらった、助っ人の彼女とのツーショット。
舞っている写真を見ると、想像以下なので、正直、がっくり。
自分の全身を外から見ることなどないから、見慣れないのだ。 他の人たちは、いつもこの私の姿を見ているから、違和感は無いのだろう。
全身を鏡に映して見ることなど普段はほぼ無い。 いかに、鏡を見る時、顔を自分で作っているかを思い知る。
ああ。 むくみがおだし、口角下がって口が 「へ」 の字だし、五等身だし、首だけ前に出てるし、‥‥。
ともかく、なんとか舞い切れたことを認めてやろう。
舞わせていただいたことに感謝。 師匠にも家人にも助っ人さんにも見に来てくれた仲間にも感謝。
神様に、少しでも喜んでいただけただろうか‥‥。
ありがとうございました。