◆第012位 『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』
評価:80点/脚本:福田靖/テレ朝/水曜21時/出演:相葉雅紀・大森南朋・松下奈緒・遠藤憲一/全9話/平均視聴率8:5.%
テレビ朝日の水曜21時、刑事ドラマ枠の10年ぶりの新作ドラマ。
事件発生時に、防犯カメラ、ネット等の捜査情報の分析することで、犯罪捜査の支援を行う、SSBC(捜査支援分析センター)の強行犯係の活躍を描く。
本来、SSBCは、刑事ではないが、本作では、刑事の設定である。
なお、本作は、大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒のトリプル主演である。
本作の主人公の一人、名波凛太郎を演じるのは、相葉雅紀。
警視庁刑事部、SSBC強行犯係の機動分析担当で、警察庁から、SSBC強行犯係に出向してきた、キャリア組。
元警察庁長官で、現内閣官房長官は、伯父に当たる。
一流大学を卒業後、外資系証券会社に就職するが、その後、国家公務員総合職中途採用試験に合格し、警察庁に入庁した。
SSBCは、捜査一課の支援を目的とする、組織であるが、名波は、支援から、大きく、逸脱した、捜査を行う。
「伯父は、現内閣官房長官、キャリア組で、3年後には、局長に昇進し、上司になる」との台詞で、捜査一課長は、名波に全く、頭が上がらない。
本作の主人公の一人、伊垣修二を演じるのは、大森南朋。警
視庁視庁刑事部SSBC強行犯係の機動分析担当で、名波の出向に伴い、教育係を務める。
元捜査一課の刑事であったが、物語開始の3年前に問題を起こしてSSBCへと異動する。
捜査支援に徹する、SSBCに仕事に不満を抱いていたが、名波のおかげで、自由に捜査するようになる。
本作の主人公の一人、青柳遥を演じるのは、松下奈緒。
警視庁捜査一課の主任。ノンキャリアの刑事で、捜査一課長からは、「捜査一課のエース」と呼ばれ、期待されている。
実は、伊垣修二の元妻で、4年前に離婚していた。二人の間には、13歳の娘がいる。
青柳は、SSBC強行犯係と捜査上密に関わる立場にあり、問題をおこして、その強行犯係へと追い出された、伊垣と入れ替わる形で、所轄から、本庁へと異動し、その優秀さとリーダーシップを認められ、現職へと抜擢されたという経緯があり、伊垣とは、常に喧嘩している。
警視庁捜査一課長の八重樫雅夫を演じるのは、遠藤憲一。強面の外見に反し、優柔不断で、地位のある、政治家及び、組織の上席者には絶対的に服従する。
SSBC強行犯係を下請け程度に見ていたが、現内閣官房長官の甥で、3年後に上司になる、名波には、全く、頭が上がらない。
事件解決時の記者会見では、無理矢理、捜査一課の手柄を強調する。
SSBC強行犯係の係長、葛原茂を演じるのは、光石研。
強行犯係の独自の捜査を模索している。
SSBCの情報分析担当の木沢理を演じるのは、伊藤淳史。
地理的プロファイリングを得意とする。
SSBCの技術支援担当の光本さやかを演じるのは、足立梨花。
PC、スマホのデータを復元する。
内閣官房長官の久世俊介を演じるのは、佐藤浩市。
元警察庁長官であり、名波の伯父である。
キャリアで、捜査四課長から、刑事部長を経て、警察庁トップになった。
最終二話で、22年前に、自身が、捜査に関わった、未解決事件の解決のため、名波をSSBC強行犯係に送り込んだことが、判明する。
最新の捜査技術がわかり、面白かったので、続編に期待したい。
