I bought a very expensive book
(a facsimile of the Bible of Saint Louis).

 

私は収入がないので、ずっと節約生活を続けていますが、

定期預金を切り崩して久しぶりに高い買い物をしました。

それは自分が研究している『ビブル・モラリゼ』
Bible moralisée; moralized bible
の写本の一つの複製本です。

 

『ビブル・モラリゼ』はフランス王家のために作られた
挿絵付聖書で、
13世紀初頭から15世紀にかけて作られた
7組の典型的なものが現存します。

Biblia de San LuisThe Bible of Saint Louis)は
3番目に作られた
最も豪華な写本で、
現在はトレド大聖堂と一部がニュー・ヨークの
ピアモント・モルガン図書館に所蔵されています。
(これはニュー・ヨークで見ました。)

 

この複製本も日本には立教大学と清泉女子大学にしかなく、

清泉には1回、立教には2回見に行きましたが、

3回目に見に行く前に事故に遭いました。

 

聖ルイ(ルイ9世)はフランス王で唯一列聖された人物で、

アメリカのセント・ルイス(旧フランス領)という地名も
聖ルイにちなんで名づけられました。

 

原本である写本は値段のつけられないほどの世界遺産級の
ワールド・トレジャーですが、

その複製本もとても高いもの(22,000 euro)です。

 

その中古が(8,500 euro)ということで、

スペインから連絡が入り、

個人ではなかなか手が出せないものですが、

清水の舞台から飛び降りるつもりで
(バンジージャンプをするつもりで)、

購入に踏み切りました。

 

国際送金を三菱東京UFJ銀行でしましたが、

マネーロンダリング防止のために、

書類や資料の提示など、

いろいろ手続きが面倒でした。

 

普段、新生銀行、UFJ銀行、ゆうちょ銀行を使っていますが、

国際送金の費用などが随分違うことがわかりました。

 UFJ銀行:手数料=3,500円、送金までの日数=1日。
 新生銀行:手数料=4,000円+1,700円(1ユーロにつき20銭)、
 送金までの日数=
1日。
 ゆうちょ銀行:手数料=2,500円、送金までの日数=1週間。

 

本が届くのが楽しみです。(無事届くか少し不安、、、)

 

5月の美術史学会の全国大会(筑波大学)で、
研究発表することが決まったので、

がんばって準備するつもりです。

また、11月末締め切りの博士論文提出に間に合うよう
がんばりたいものです。

 

両手両足はまだしびれていて、
毎日リハビリに病院に通っていますが、

勉強の上でもよい証詞ができるようにと願っています。