英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第19章「The Hungarian Horntail(ハンガリー•ホーンテール)」を読みました。
シリウスと話せるという事がハリーの心の支えになりつつも、学校での状況は相変わらずです。
むしろ、日刊預言者新聞にリータ•スキーターの記事が出てからは一層ハリーへのからかいが酷くなっています。
ロンとの仲もまだ直りません。
スネイプ先生から課せられた罰則で2時間も一緒に過ごしているのに、まったく口をききません。
ところで、この罰則はハリーとロンがスネイプ先生に対して放った言葉に対して課せられたものですが、2時間もネズミの脳みそのホルマリン漬けを作らせるってなかなか厳しいですね!
もっとも、スネイプ先生がグリフィンドールもとよりハリーに決して甘い態度を取らないということは百も承知ですが
余程ハリーたちの発言が気に障ったのでしょうか?
それからハリーは、シリウスと会う約束のある夜に透明マントをかぶってハグリッドに会いに来るよう言われます。
シリウスとの約束に間に合わなくなる事を心配しつつ小屋を訪れると、ハグリッドはマダム•マクシームを伴って禁じられた森の中へと入って行きます。
2人のあとをつけたハリーが見たのは、4頭の獰猛なドラゴン。
ドラゴンの周りには30人余りの魔法使い達がいますが、その中にはロンの兄チャーリーの姿も。
ハグリッドに対するチャーリーの説明により、ハリーは4頭のドラゴンの種類と特徴、とりわけハンガリー•ホーンテールが危険であることを知ります。
そして、そんな危険極まりないドラゴンが第1の課題だということも。
シリウスと会う時間が迫っているハリーが城に戻ろうとした時、ダームストラングの校長カルカロフとぶつかります。
透明マントを着ていたハリーは幸いバレずに済みますが、カルカロフも第1の課題が何か突き止めようとしていたようです。
時間ギリギリにハリーが談話室の暖炉のそばに行くと、暖炉の炎の中からシリウスの顔が現れます。
一度ウィーズリー家でディゴリー氏の暖炉訪問を見ていたハリーは、怖がるどころか久しぶりにニッコリします。
久々に見るシリウスの姿は、別れを告げた時とは違って髪もすっきりし、若々しくなっています。
そんなシリウスを目の前にしたハリーは、ゴブレットに名前を入れたのが自分ではないと誰もが信じてくれないことや嘘八百の日刊預言者新聞のこと、第1の課題がドラゴンであることなどを一気にしゃべります。
ハリーの話をひと通り聞いたシリウスは、ドラゴンは対処できると前置きした上で、
カルカロフが要注意人物であることを告げます。
元死喰い人のカルカロフはムーディによってアズカバン送りにされましたが、魔法省に仲間の名前を売ることによって釈放され、ダームストラングの校長となってからは生徒に闇の魔術を教えていると。
そして、元闇祓いであるムーディをホグワーツに置こうとダンブルドアが決めたのも、元死喰い人のカルカロフを監視させるためではないかと。
そして、肝心のドラゴンとの戦い方を教わろうとした矢先、誰かが談話室に下りてくる音が聞こえ、シリウスとの面会が強制終了に
螺旋階段から姿を現したのはロン。
夜中にハリーの姿がないことに気づいて様子を見に来たのですが、タイミングが悪かった!
ロンに悪気がないことは分かっているハリーですが、つい悪態をついてしまいます。
ロンも売り言葉に買い言葉で、結局2人の仲は縮まりません。
次は第20章「The First Task(第一の課題)」です。
ハリポタを読むのはやや久々でしたが、やはり読み出すと面白くて一気に読み進めてしまいます。
ひとまず、ハリーがシリウスと話せて良かったです。