英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第18章「The Weighing the Wands(杖調べ)」を読みました。

 

 ハリーが代表選手に選ばれたことで、ロンとの仲が険悪になってしまったハリー。

 

 ハリーは、どうしてロンが自分を信じてくれないのか分かっていませんでしたが、ハーマイオニーから「嫉妬」だと聞かされ、驚きを隠せません。

 

 ハリーにはハリーの、ロンにはロンのジレンマがあるんですよねあせる

 

 ちなみにハーマイオニーは、ハリーが自分でゴブレットに名前を入れたのではないと信じています。

 

 それからハリーは、ハーマイオニーに促されてしぶしぶシリウスに手紙を書き、誰かがハリーの名前をゴブレットに入れたことで代表選手に選ばれてしまったことを報告します。

 

 もう一人、ハリーを信じてくれているのはハグリッド。

 

 授業中にさりげなくハリーと2人になれるようにし、ハリーを信じていることを伝えます。

 

 しかし、それ以上に学校中の敵意がハリーに突き刺さります。

 

 ハリーのフラストレーションが募る中、スリザリンと合同の魔法薬学の授業で事件は起きます。

 

 ハリーとハーマイオニーが地下牢教室に着くと、胸に揃いのバッジを付けたスリザリン生がいます。

 

 見るとバッジには、

 

"Support CEDRIC DIGGORY - the REAL Hogwarts Champion! "

 

の文字が光っています。

 

 さらにドラコが胸にバッジを押しつけると、

 

"POTTER STINKS"

 

の文字が浮かび上がります。

 

 やってくれますね、ドラコDASH!

 

 しかも、スリザリン生全員がこのバッジを付けているのだから驚きます。

 

 対グリフィンドール、対ハリーのためならこんな結束力を発揮するんですね!

 

 ちなみにロンは、バッジのくだりを見て笑いこそしないものの、いつものようにドラコに食ってかかることはしません。

 

 事件はここからです。

 

 ドラコの嫌がらせが凝縮されたバッジを見せつけられたハーマイオニーが嫌味で返すと、ドラコが「穢れた血」発言をします。

 

 それを機に、これまで溜まっていたハリーの怒りが爆発し、ドラコに杖を向けます。

 

 ハリーを制止するハーマイオニーと、ハリーを挑発するドラコ。

 

 ついにドラコも杖を取り出し、ハリーとドラコの杖から同時に光が飛び出します。

 

 お互いの呪文はぶつかり合い、ハリーの呪文はゴイルに、ドラコの呪文はハーマイオニーへと直撃します。

 

 「鼻呪い」を食らったゴイルの鼻には大きなできものが。

 

 そして「歯呪い」を受けたハーマイオニーは、もともと平均より大きかった前歯がビーバーのように伸びてしまいます。

 

 とそこへスネイプ先生の登場!

 

 スネイプ先生が出てくるとキュンキュンしてしまう私ですが、ハリーにとってはろくなことがありません。

 

 スネイプ先生の登場時のセリフが、

 

"And what is all this noise about?"

 

 スリザリン生が一斉に説明を始めたところ、ドラコを指差しひと言、

 

"Explain."

 

 ドラコから(そしてハリーからも)事情を聞いたスネイプ先生はまずゴイルの様子を確認し、

 

"Hospital wing,Goyle,"

 

 そして、前歯が喉元を過ぎるまで伸びたハーマイオニーを見て言い放ったのが、

 

"I see no difference."

 

 ひぇ〜あせるあせるあせる

 

 スネイプ先生ひどすぎますあせる

 

 なんという意地悪なひと言!

 

 これにキレたハリーとロンは、同時にスネイプ先生に対して叫びます。

 

 幸い廊下に2人の声がこだましたので何と言ったのかはっきりとは聞き取れなかったようですが(何と言ったのかすごく気になる!)、大体の意味が分かったらしいスネイプ先生は猫撫で声でグリフィンドールから50点も減点し、さらにハリーとロンに居残り罰を与えます。

 

 共通の怒りに燃えたハリーとロンは仲直りできるかと思いきや、ロンはハリーと違うテーブルに行ってしまい、相変わらず仲違いは続きます。

 

 そして魔法薬の授業ですが、以前課題として出されていた解毒剤についてです。

 

 授業の終わりに誰かに毒を飲ませ、みんなが煎じた解毒剤の効果を試すと言います。

 

 ハリーを実験台にする気満々のスネイプ先生ですが、そこへコリン・クリービーが現れ、ハリーを呼びに来たと告げます。

 

 何としてもハリーに毒を飲ませたいらしいスネイプ先生は、ポッターにはまだ授業が残っている、授業が終わってからだと粘りますが、代表選手は荷物を持ってすぐに行かなければならないと言うコリンの言葉に、やむなく承知します。

 

 しかし、ハリーに嫌味を飛ばすのは忘れません。

 

 コリンの案内で小さな教室に着いたハリーは、そこで初めてリータ・スキーターに会います。

 

 リータの洗礼を受けつつ杖調べ、そして写真撮影を終えたハリーが寮に戻ると、そこにはロンの姿が。

 

 ふくろうが来てるとぶっきらぼうに告げるとそのまま出て行ってしまいます。

 

 ロンを追いかけようとするハリーですが、シリウスからの返事の魅力の方が勝り、すぐに内容を確認します。

 

 シリウスらしく頼もしい手紙には、11月22日の午前1時にグリフィンドールの暖炉のそばで待てないかとの提案が。

 

 早くハリーがシリウスと話せますように!

 

 

 次は第19章「The Hungarian Horntail(ハンガリー•ホーンテール)」です。

 

 スネイプ先生が出てきてくれたおかげでうきうきしつつも、やはりハリーの視点で物語を読んでいるため、ハリーが不憫でなりません。

 

 せめてロンと仲直りできれば良いのですが・・・。