英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第15章「Beauxbatons and Durmstrang(ボーバトンとダームストラング)」を読みました。
シリウスがこちらに向かって来るという手紙を受け取った翌朝、ハリーは再びシリウスに手紙を書き、傷痕の痛みは思い過ごしだったので戻ってくる必要はないと送ります。
シリウスへの心配が募る中、授業もますます難しくなってきます。
ムーディ先生による「闇の魔術に対する防衛術」では、違法であるはずの「服従の呪文」を生徒一人ひとりにかけ、抵抗できるかどうかを試す授業が行われます。
そしてなんと、ハリーは完全に呪文を破ることに成功します!
授業が難しくなっていくのに加え、宿題の量も増えてきています。
というのも、「普通魔法レベル試験」、通称「O・W・L(ふくろう)」が来年に迫っているからです。
スネイプ先生ももれなく研究課題を出しており、テーマは解毒剤。
恐ろしいことに、クリスマスが来るまでに誰か生徒に毒を飲ませ(!)、みんなが研究した解毒剤が効くかどうか試すとの仄めかしが
さてさて、どうなることやら
ハーマイオニーは、勉強だけでなくしもべ妖精活動「S.P.E.W」も頑張っています。
それから、シリウスから再び返事が到着し、もう帰国して隠れていると報告が。
心配が拭いきれないハリーですが、シリウスが近くにいることで心強さも感じています。
ハリーの精神的な支えになっているだけでも、シリウス、立派な名付け親の任務を果たしていると思います。
そして10月30日、ついに三校対抗試合に出場するボーバトンとダームストラングが到着します。
ゲストを迎える前、各寮の寮監が生徒たちを整列させていたという場面で、マクゴナガル先生がグリフィンドール生の身だしなみを注意する描写があるのですが、スネイプ先生もスリザリン生にあれこれ注意したのか気になりました
でも、スリザリン贔屓のスネイプ先生のことだから、自分の寮の生徒を注意することは滅多になさそうです。
クラッブとゴイルは何かと言われてそうな気もしますが
さて、いよいよお客さまのご登場。
天翔ける巨大な馬車に乗って優雅に登場したボーバトンと、巨大な船で湖の中から悠然と姿を現したダームストラング。
両校ともに登場から個性的でインパクト大!
しかし、驚くのは乗り物だけではありません。
ボーバトンの校長マダム・マクシームは、ハグリッドと大して変わらないほどの大きな女性。
ダームストラングの校長イゴール・カルカロフが連れてきたのは、なんと!クィディッチ・ワールドカップのブルガリア代表チームでシーカーと務めていたビクトール・クラムです。
ハリーもロンもこれにはびっくり仰天
これから、授業もトーナメントも恋愛模様も複雑に絡み合っていきます
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〜チェックした表現〜
1、Drop it!→(おしゃべり・悪ふざけを)もうやめろ。
シリウスの身を案じ、傷は何でもないと手紙を送ったハリーを責めるハーマイオニーに対し、ロンが放ったひと言。
2、antidote→解毒剤
スネイプ先生が出した研究課題のテーマ。
3、Father Christmas→サンタクロース
スクリュートの観察日記をつけるよう提案したときのハグリッドの様子。
4、powder blue→淡青灰色
ボーバトンの馬車の色。素敵な表現
5、horse-drawn→馬に引かせた
ボーバトンの馬車の描写。
6、river-bed→川床、河床
ダームストラングがやって来たときの描写で。
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次は第16章「The Goblet of Fire(炎のゴブレット)」。
トーナメントの出場校も到着し、いよいよ物語が大きく動き出します。
シリウスのことも気になるし、スネイプ先生にも出てきて欲しいし、ムーディの動きにも注意しなければならないしで感情も忙しくなりそうです!
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