英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第11章「Aboard the Hogwarts Express(ホグワーツ特急に乗って)」を読みました。
いよいよホグワーツに戻る日の朝、ウィーズリー家の暖炉にディゴリー氏が現れ、その口から「マッド・アイ」の名前が出ます。
前の晩にマッド・アイ宅に侵入者があったとのことですが、マッド・アイは今日から新しい仕事に就く予定だとか。
ハリーはビルたちから、マッド・アイが元闇祓い(オーラー)だったことや、引退した今は被害妄想に取り憑かれていることなどを聞きます。
闇祓いという職業をハリーが耳にするのはこれが初めてです。
ちなみにこの話をしているのが朝食の場面なのですが、ジョージがトーストにマーマレードを塗りながら話す描写があります。
私はマーマレードに反応してしまいました。
というのも、『イギリスの心地いい暮らし 小さな愉しみ』という本に、イングリッシュ・ブレックファストで
”ジャムはいろいろ出てくるけど、これがない食卓があったとしたら暴動が起きるかもしれない・・・のがマーマレード”
と書かれていたからです!
この本を読んでいなければきっとスルーしていた描写だと思うのですが、マーマレードがイギリスの朝食に欠かせないということを知っていたからこそ目に止まったので嬉しいです
こういうところにも再読の”愉しみ”があります
なんだか私も朝食にマーマレードを塗ったトーストが食べたくなりました
話が脱線してしまいましたが、朝食を終え、今回はウィーズリーおばさんに加えてビルとチャーリーも駅まで見送ってくれます。
別れ際に見送り組3人が、またもやあるイベントについての仄めかし発言をし、もやもやを抱えたままで汽車に乗り込むハリーたち。
その汽車の中で、隣のコンパートメントから聞き馴染みのある気取った声が。
声の主は、言わずもがなドラコです。
どうやら、ドラコの父ルシウスはドラコをダームストラング校に入学させたかったけれど、母ナルシッサがドラコを遠くの学校へ通わせたくなくてホグワーツに入れたのだとか。
それから、ルシウスがダームストラングの校長と知り合いであること、ダームストラングでは闇の魔術に力を入れていることが明かされます。
その後マルフォイたちはハリーのコンパートメントにやって来て、例のイベントのことを口にします。
マルフォイは何が行われるか父親から聞いているらしく、その父親は魔法大臣から直々に聞いたそうで。
魔法省に勤める家族が2人もいながら何が行われるのか知らないロンのこと、さらにはロンの父親のことも馬鹿にします。
父親を侮辱されただけでなく、レース付きのドレスローブまでドラコの笑いのネタにされてしまったロンは怒り爆発
その怒りはガラスを割ってしまうほど
ロンの不機嫌はドラコたちが去ってからもしばらく直らず、これが例のイベントにハリーが巻き込まれたときに噴出することになります
ちなみにこの汽車の場面でちょっとした伏線を発見
クィディッチ・ワールドカップの話題に飽きたハーマイオニーが「基本呪文集・四学年用」の「呼び寄せ呪文」を覚えようとしはじめたという描写があるのですが、これは「アクシオ」のことですよね!
ハーマイオニーがこの呪文を使えたおかげでハリーは試練を乗り越えることができます。
やはりハーマイオニー、さすがですね
さて、悪天候のホグズミード駅には1年生を迎えるハグリッドの姿が。
ハグリッドが出てくるとなんだか安心します。
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〜チェックした表現〜
1、birds of a feather→同じ穴のむじな
アーサーとマッド・アイに対してフレッドがコソッと言ったひと言。
2、down pour→どしゃ降り
ホグワーツ特急を降りたときの天気。
3、ice-cold→氷のように冷たい
汽車を降りたときの描写。
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次の第12章は、「The Triwizard Tournament(三大魔法学校対抗試合)」。
いよいよ新学期が始まり、さんざん焦らされたイベントの内容も明らかにされます。
そろそろスネイプ先生も出てきてくださるのではないかとドキドキです
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