英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第9章「The Dark Mark(闇の印)」を読みました。

 

 クィディッチ・ワールドカップの余韻に浸りつつ眠りについたハリーですが、突然ウィーズリーおじさんに緊急事態だと起こされます。

 

 テントの外から聞こえる騒音にただならぬ気配を感じたハリーは、みんなと一緒にテントを飛び出します。

 

 外では、マスクをつけた怪しい魔法使いの集団が闊歩しており、さらによく見ると、キャンプ場の管理人であるロバーツ一家4人が魔法で逆さ吊りにされているのを目撃します。

 

 魔法省職員の応援に向かうアーサー、ビル、チャーリー、パーシーと別れ、ハリーたちは森へと避難します。

 

 その後の展開は、

 

・人混みの中でロンがつまずき、フレッド、ジョージ、ジニーとはぐれる。

 

・ドラコに遭遇。(マスク姿の)連中はマグルを狙ってるからグレンジャーは気をつけたほうがいいぞ発言。さらに、マスクの集団の中にドラコの両親がいるかのように匂わせる。

 

・ハリーが杖を無くしたことに気づくも、ひとまず森に逃げ込む。

 

・誰もいない空地で人の気配を感じた矢先に呪文を叫ぶ声が聞こえ、闇の印が上がる。すぐに姿現わしした魔法省の人たちに囲まれる。

 

・闇の印の下で(魔法省の人たちの呪文を受けて)気絶したウィンキーが発見され、その手にはハリーの杖が握られている。

 

・ハリーの杖を調べると、直前に使われた呪文が闇の印を出したものだと分かる。

 

・ウィンキーの主人であるクラウチ氏が現れ、ウィンキーの処分は自分に任せてほしいと言う。

 

 などなど、何がなんだか分からないけれど、ただならぬ事態が起こっているということだけは分かりますDASH!

 

 ようやくウィーズリーおじさんとハリーたちがテントに戻ると、魔法省の応援に行ったビル、チャーリー、パーシーは怪我をしており、フレッド、ジョージ、ジニーたちは震えながらもみんな無事にテントにいました。

 

 テントの中でハリーは闇の印について説明されるのですが、ここで初めてデス・イーター(死喰い人)という言葉を聞きます。

 

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〜チェックした表現〜

 

1、at a person's heels→(人に)追い迫って、(人の)すぐあとについて

 緊急事態が起きてテントを飛び出す場面で。

 

2、Watch your mouth.→口のきき方に気をつけろ。

 騒動から逃れる途中に遭遇したドラコに対してロンが放った言葉。

 日常では言いたくない&言われたくない表現ですが、本や映画などではよく出てきそうな表現です。

 

3、get(have) a raw deal→不公平な扱いを受ける

 屋敷しもべ妖精の扱いに対して憤慨するハーマイオニーの台詞。

 

4、for a start→まず第一に

 ウィンキーが杖を持っていたことを説明するディゴリー氏の言葉。

 

5、be caught red-handed→現行犯で捕まる

 ウィンキーを問い詰めるディゴリー氏の台詞。

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 ああ、いよいよ闇の印が上がり、物語が暗い方向に傾いてきましたあせる

 

 闇の印が上がる前、死喰い人たちがマグルのロバーツ一家を吊り下げて笑っている場面、本当に気分が悪いですあせる

 

 記憶の修正がなされたとはいえ、子供達も含め、そのときどれほど恐ろしい思いをしたことか・・・。

 

 この章については、語りたいことはたくさんあれど語りたくないという、胸にずっしりと何かが重くのしかかるような章でした。

 

 続く第10章は、「Mayhem at the Ministry(魔法省スキャンダル)」です。