英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第6章「The Portkey(移動キー)」を読みました。
いよいよクィディッチ・ワールドカップに向けて出発する日が来ました。
楽しいお出かけのはずですが、出発直前にちょっとした騒動が
フレッドとジョージがこっそり「ベロベロ飴」を持ち出そうとしたのがウィーズリーおばさんにバレてしまい、全て没収されてしまいます。
いつもひょうきんな双子はしかめっ面での出発になり、なんとなく気まずい雰囲気
ともあれ、ウィーズリーおじさんと双子、ハリー、ハーマイオニー、ロン、ジニーの7人は家を出ます。
大勢の魔法使いが一堂に会するクィディッチ・ワールドカップは、マグルの目を避ける必要があるため移動にも気を使います。
まだ「姿現わし」ができないハリーたちは、移動(ポート)キーというアイテムを使って移動することに。
ポートキーとは、
”あらかじめ指定された時間に、魔法使いたちをある地点から別の地点に移動させるのに使う鍵(キー)”
のこと。
マグルの目につきにくいものであれば、どんなものでもポートキーにすることができます。
ポートキーのある場所までしばらく歩いた一行は、目的地でディゴリー親子と対面します。
セドリックの父エイモスは快活な人ですが、息子を溺愛するあまり少々相手に失礼な発言も・・・。
父の図々しさを息子の謙虚さがカバーしている感じです。
ですが、のちの展開を考えるとエイモスの親バカぶりにも胸が引き裂かれる思いです。
ところで、ここで思わぬ伏線が潜んでいたことに気がつき、目から鱗が落ちました!
ポートキーの時間が近づいたときに、他にこのポートキーを使う予定の人たちがいるかどうか確認し合う場面で、なんと「ラブグッド家」の名前が!!
ラブグッド家といえば、次巻「不死鳥の騎士団」で初登場し、最後まで物語において大活躍するルーナのおうちです。
ルーナの父ゼノフィリウスものちに重要な役割を果たします。
まさかここですでに名前が出ていたとは驚きました!
またまたローリングさんの完璧なプロットに舌を巻きます。
しかも、日本語訳を読んでいた時には大して気にしていませんでしたが、ラブグッドのスペルが「Lovegood(s)」でなんだか可愛らしいです
そんなわけで、ポートキーを使っての移動という初めての経験をしたハリー。
なんとか目的地に着地できました。
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〜チェックした表現〜
1、stifle a yawn→あくびをかみ殺す
朝早く起こされたジョージの様子。作中ではstifle a huge yawn。
2、lie-in→朝寝坊
「姿現わし」できるビルたちはもう少し寝ていられるという場面で。
2、paper-work→文書業務、事務処理、事務書類
「姿現わし」に失敗した人の説明。
3、mess around with→気まぐれにちょっとやってみる
悪戯半分に「姿現わし」をしてはいけないというアーサーの言葉。
4、ruck-sack→リュックサック、((米)backpack)
初めてスペルを知りました。
5、red-head→髪の毛が赤い人
アーサーがエイモスに自分の子どもを教える時の表現。red hairではないのかな、と思いましたが、英語だとhairは髪の毛そのものを指し、”赤毛の人”と言う場合はheadを使うのかなと勝手に解釈。ちなみに作中ではredheadsと複数形。
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続く第7章は、「Bagman and Crouch(バグマンとクラウチ)」。
いよいよワールドカップの会場に到着したハリーたち。
私までワクワクします