英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第5章「Weasleys' Wizard Wheezes(ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)」を読みました。
フルーパウダーを使ってハリーが隠れ穴につくや否や、フレッドが「Did he eat it?」と尋ねます。
もちろん、heとはダドリーのことです。
実はダドリーが食べたのは双子が発明した「ベロベロ飴」で、2人は実験台を探していたのです。
笑い声が弾けるキッチンを見回すと、ハリーの知らない人物が2人。
ロンの兄ビルとチャーリーです。
次兄のチャーリーは、ルーマニアでドラゴンを扱う仕事をしています。
グリンゴッツに務め、ホグワーツでは首席だった長兄のビルは、ハリーが思い描いていた人物像とかけ離れていました。
ハリーの想像はパーシーが少し歳を取った感じだろうというものでしたが、実際のビルは伸ばした髪をポニーテールにし、片耳に牙のようなイヤリングをぶら下げ、ロックコンサートに行っても場違いの感じがしなさそうな服装の「かっこいい」男性でした。
ブーツが牛革でなくドラゴンの革製というところが魔法界らしいです。
とそこへ、怒りに満ちたウィーズリーおじさんが現れます。
ダーズリー家の騒動を収めてきたおじさんは、ダドリーに一体何を食べさせたのかと双子を問い詰めます。
そこにウィーズリーおばさんも現れ、初めて「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」の名前が登場します。
どうやら双子たちは、自分たちで発明した(いたずら)商品をホグワーツで販売してひと稼ぎしようと目論んでいる模様
それを知ったウィーズリーおばさんはご立腹。
そして今のおじさんたちの話も、ひょっとして「W・W・W」のことではないかと疑っているというわけです。
それからパーシー。
昨年度ホグワーツを卒業したパーシーは魔法省に就職し、クラウチ氏のもと国際魔法協力部で働いています。
そんなパーシーから、クィディッチワールドカップの後にもう一つ大きな行事を組織すると匂わせ発言が!
その大きな行事によってハリーはとんでもないことに巻き込まれるのですが、この時点ではまだ何もわかっていません。
総勢11人のにぎやかな食事で幸せな気分に満ちたハリーは、ロンとハーマイオニーに傷や夢のことを話すのも思いとどめ、平和な気持ちにひたります。
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〜チェックした表現〜
1、good-natured→気だてのよい、穏やかな、温厚な、優しい、気さくな
ロンの兄チャーリーの印象。
2、weather-beaten→(物が)風雨にさらされた、(顔などが)日に焼けた
同じくチャーリーの外見の描写。
3、hide→皮革
ロンの兄ビルが履いているブーツがドラゴンの革製。
4、wheeze→陳腐なギャグ、なかなかの思いつき、おもしろい考え
ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの「ウィーズ」を辞書で引いたら出てきた単語。
5、cotton on→理解する、わかる
場の空気を読んだハーマイオニーの意図を理解したロンの描写。
6、the upper story→上階、2階以上の階
ハリー達が上階に上がっていく場面で。
7、row→やかましい口論、けんか、騒ぎ
双子とモリーの間で起きた出来事。
8、pudding→(英略式)デザート
ディナーの後のデザート。イギリスではデザートを総称してプディングというらしく、この場面でのプディングはhome-made strawberry ice-cream。
9、in-tray→未決書類入れ(⇔out-tray)
何日もオフィスを空けたらどうなるかと心配するパーシーの言葉。
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次の第6章は、「The Portkey(移動キー)」。
引き続き楽しみたいと思います