英語版「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の第1章「The Riddle House(リドルの館)」を読みました。
いつもなら、夏季休暇をダーズリー家で過ごすハリーの描写からはじまる事が多いハリポタシリーズですが、今回はリトル・ハングルトンという村から物語がはじまります。
リトル・ハングルトンにある「リドルの館」と呼ばれる屋敷。
50年前、この屋敷で親子3人が殺されるという事件がありました。
容疑者として庭師のフランク・ブライスが捕まりますが、無罪を主張し、事件のあった日に黒髪の少年を見たと話すフランク。
警察はフランクの言葉を信じていないようですが、死体に殺人の痕跡は一切なく、証拠がないため釈放されます。
事件から50年経った今、館のオーナーも変わり、居住者もいなくなりましたが、フランクは庭師として館の手入れを続け、館の敷地内にある小さな小屋に住み続けています。
そんなある夏の日、夜中に目を覚ましたフランクは屋敷に灯りがついていることに気がつき、確認に行きます。
明かりが差し込む部屋にゆっくり近づくと、2人の声が。
しかし、魔法使いやらマグルやらの暗号めいた言葉を使う2人の言葉に耳を澄ますと、ひとりの女性を殺害し、さらにもう一人少年(ハリー・ポッター)を殺害しようとしている事がわかります。
かつてリドル一家の殺人容疑で捕まって以来警察を信用していないフランクですが、今こそ警察を頼るべきだと決心。
ですが、そこへ巨大な蛇が現れ、奇跡的に襲われなかったものの、どうやら蛇と会話ができるらしい男にフランクが隠れていることを知られてしまい、部屋の中に案内されます。
そこにいたのは、ワームテールと呼ばれる背の低い禿げ上がった男と、椅子に座る何者かよく分からない存在。
椅子の男と会話を交わすものの、男の正体を見た途端、緑の閃光が走り、悲鳴を上げたフランクは床に倒れる前にこと切れてしまいます。
その時、屋敷から300キロ離れたところでハリーが目を覚まします。
なんという不吉なオープニングでしょう
ワームテールはちゃっかりヴォルデモート卿を見つけ出し、どうやら数時間おきにナギニのエキスを飲んで生きながらえているようです。
ヴォルデモートは復活のための計画を練っており、それにはハリーが必要です。
クィディッチワールドカップが終わってから決行予定らしいですが、すでに忠実な下僕がホグワーツに・・・とのこと!
ハリーにまた危険が迫ります
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〜チェックした表現〜
1、drawing room→(住宅の)応接間、客間、((英))居間
リドルの館の描写。
2、waste one's breath→(人を説得しようとして)むだに言葉を費やす
リドル一家殺人事件に対する村の人々の反応。
3、run-down→(場所などが)荒れ果てた、荒廃した
殺人容疑者フランクの住まい。
4、cuppa→1杯のお茶、紅茶(cup of tea)
フランクについて話す村の人の言葉。
5、landlord→(アパート・下宿屋・旅館・パブなどの)主人、経営者
フランクについて話す村人のひとり。
6、hot-water-bottle→湯たんぽ (bottleはイギリス英語で、通常はbag)
フランクが使っている。
7、set out→(旅などに)出発する、出かける
ナギニの居場所を訪ねるヴォルデモートに答えるワームテールの言葉。
8、lay (one's) hands on...→...を手に入れる、...を捕まえる
ワームテールの台詞。日本語訳では「手をつける」。
9、give one's right hand (for)→どんなことでもする、大きな犠牲をいとわない
ワームテールに重要な任務をさせようとするヴォルデモートの言葉。
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前回の記事に書いたように、「炎のゴブレット」からは英文読解するつもりで丁寧に読み進めています。
次の第2章は、「The Scar(傷痕)」。
物語が進むにつれて感情が揺さぶられてくるとまた駆け足になりそうですが、自分を落ち着かせながらゆっくり読みたいです。