英語版「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の第20章「The Dementor's Kiss(吸魂鬼のキス)」を読みました。 

 

 ペティグリューをディメンターに引き渡すため、みんなで狭い通路を通って暴れ柳のところに戻ります。

 

 シリウスがスネイプ先生を宙吊りにして運ぶのですが、階段につま先はぶつかるし天井に頭はぶつかるしで散々ですあせる

 

 ハリーも感じているように、絶対シリウスわざとやってると思いますDASH!

 

 そして道中シリウスがハリーに、汚名が晴れたら一緒に暮らさないかと持ちかけます。

 

 とてもためらいがちに話すシリウスがとても切ないです。

 

 たしか初めて原作の日本語訳でこの場面を読んだときは、ハリーが名付け親と一緒に暮らせるんだ!嬉しい音譜ととても喜んだ記憶がありますが、再読するとまた違った複雑な想いにかられます。

 

 ともかく無事に通路を抜けて校庭に到着するのですが、雲が晴れたらなんと月明かりが!

 

 今夜の薬を飲んでいないルーピン先生は、たちまち狼に変身してしまいます。

 

 狼になった状態がいかに危険であるか知っているシリウスはハリーたちに逃げるように告げて自身も犬の姿になり、ルーピン先生の暴走を食い止めようとします。

 

 その騒動に紛れ、ペティグリューがネズミの姿になって逃げ出します。

 

 ハリーがペティグリューの逃走を告げるとその後を追うシリウスですが、苦痛を訴える犬の鳴き声が聞こえます。

 

 ハリーとハーマイオニーが追いかけると、恐ろしい光景を目にします。

 

 人間の姿に戻ったシリウスと、湖の周りからこちらに向かって来るディメンターの塊です。

 

 ハリーは守護霊を出そうとしますが、なかなかうまくいきません。

 

 ハーマイオニーにも助けを求めますが、流石のハーマイオニーもうまくできません。

 

 一人前の魔法使いですら手こずる呪文ですから!

 

 もはやこれまでかと思われたそのとき、銀色の強い光が現れ、ディメンターを追いはらってくれます。

 

 ハリーがどうにか顔を上げると、湖を疾駆していく動物の姿と、不思議に見覚えのある人の姿を見ます。

 

 そこでハリーは気を失います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜ピックアップした表現〜

 

・with every ounce of strength→ありったけの力をふりしぼって

 ディメンターに襲われたときのハリー。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 この章は割と短めだったこともあり、ひとつしかチェックできませんでした。

 

 次の第21章は、「Hermione's Secret(ハーマイオニーの秘密)」です。

 

 いよいよ物語も終盤です。

 

 心して読まなくては!