英語版「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の第16章「Professor Trelawney's Prediction(トレローニー先生の予言)」を読みました。

 

 無事にクィディッチで優勝を果たしたハリーですが、テストが近いためにのんびりもしていられません。

 

 しかも、バックビークの控訴裁判がハリーたちのテストの最終日に行われることが決定され、死刑執行人も同行するとのことで死刑が確定したも同然です。

 

 心配事が絶えない中、テスト期間がスタート。

 

 変身術に呪文学、魔法生物飼育学と続き、魔法薬学でハリーはうまく薬を作れず、スネイプ先生はそれを楽しんで見ています。

 

 しかも、どうやらゼロのような数字を書き込んでいたようですあせる

 

 ハリーが調合する様子をスネイプ先生は「恨みを晴らすかのように」見ていたとのことで、これはスリザリンがクィディッチに負けたことへの恨みなのか、ハリーの父親に対する個人的な恨みなのかは分かりません。

 

 でも、スネイプ先生はいろんな種類の恨みを抱えてそうです。

 

 「闇の魔術に対する防衛術」のテストは、これまで誰も受けたことがないような戸外での障害物競争のようなもの。

 

 ハリーは最後のボガートも含めて難なくこなし、ルーピン先生からも

 

"Excellent, Harry"

 

"Full marks."

 

とのお言葉が合格

 

 なんかルーピン先生に関しては色々と流石ですラブラブ

 

 そして最後の科目は、「占い学」。

 

 一人ずつ順番に教室に入ってテストを受けるスタイルで、ハリーは一番最後です。

 

 バックビークのこともあるので気が気ではないハリー。

 

 いよいよ名前が呼ばれて教室に入ると、テストは水晶玉を視るというもの。

 

 適当に話をでっち上げてテストを終わらせたハリーが教室を出ようとすると、トレローニー先生の様子が変です。

 

 太く荒々しい声で話し始めたトレローニー先生の口から出たのは、「12年間鎖に繋がれていた召使いが今夜自由の身となり、その召使いの手を借りて闇の帝王が復活するであろう」という言葉です。

 

 ハリーは、それがトレローニー先生の本当の予言なのか、テストの締めくくりとしての演出なのか判断がつかないままグリフィンドール寮に戻ります。

 

 トレローニー先生のことをロンとハーマイオニーに報告しようとしたハリーですが、それどころではなくなってしまいます。

 

 控訴に敗れ、バックビークの処刑が正式に決定されました。

 

 ハグリッドをひとりにしてはおけないと、3人は透明マントをかぶってハグリッドの元へ向かいます。

 

 悲しみに打ちひしがれる中、なんとハーマイオニーがスキャバーズを発見します。

 

 ハグリッドのミルク入れの中に潜んでいたのです!

 

 思いがけない再会に呆気にとられていると、ダンブルドアや魔法大臣が小屋に向かってきます。

 

 急いで裏口から抜け出した3人の耳に、少ししてから斧を振り落とす音が・・・。

 

 バックビーク・・・えーん

 

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 今回ピックアップした表現です。

 

1、overdo→...をやりすぎる

 呪文学のテストで、ハリーが少しやりすぎてしまったという場面。

 作中では、overdidと過去形で使われています。

 

2、leave a person to his own devices→(人に)勝手にやらせる

 魔法生物飼育学のテストの場面で。

 「レタス食い虫」を1時間後まで生かしておければ合格というテストで、作中ではleft to their oun devices(放っておく)となっています。

 

3、full marks→満点

 闇の魔術に対する防衛術のテストでルーピン先生がハリーにかけた一言。

 

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 続く第17章は、「Cat,Rat and Dog(猫、ネズミ、犬)」です。

 

 バックビークのことはショックだし、トレローニー先生の予言も気になるし、スキャバーズの登場にもびっくりだし、今後の展開からも目が離せません。

 

 つい読み進めることに集中してしまって英語表現のピックアップがおろそかになりがちですが、焦らず丁寧に読もうと思います。