英語版「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の第4章「The Leaky Cauldron(漏れ鍋)」を読みました。
ブラックから身を守るため(ハリーはまだそうと知りませんが)、漏れ鍋で残りの夏休みを過ごすことになったハリー。
ダイアゴン横丁をのんびりめぐり歩いたり、アイスクリーム屋さんのテラスで宿題をこなしたりと、事情を知る大人たちとは裏腹に優雅に過ごしております。
ロン、ハーマイオニーとも再会できました。
そして新学期を翌日に控えた日の夜、ハリーは偶然ウィーズリー夫妻の口論を耳にしてしまいます。
ブラックがハリーの命を狙っていることをハリー本人に伝えるべきだと主張するアーサーと、これから新学期が始まる時にハリーに恐怖を与えてはいけないと譲らないモリー。
どちらの気持ちも分かるので、読んでいてとても心苦しい場面です。
意見の相違はあれど、2人ともハリーを思うがゆえなんですよね。
ウィーズリー夫妻って、本当に愛情深いです。
改めて、ハリーが初めてホグワーツ特急に乗る前に出会ったのがウィーズリーおばさんで良かったなと思います。
ブラックに命を狙われていると知ったハリーは、不思議と恐怖は感じておらず、それどころかホグズミードに行ける可能性がゼロになったことを心配しています。
読者からしたらなんと呑気な!と思いますが、13歳の少年にしてみれば無理もないかもしれません。
今回の章でこれはと思った表現は、
「for heaven's sake」(後生だから、お願いだから、どうか)
です。heaven'sの部分は、God's、Christ's、goodness(')とも入れ替え可能のようです。
作中では、ウィーズリー夫妻が口論する場面のモリーのセリフで使われており、日本語訳では「とんでもないわ!」となっています。
実生活ではあまり使う機会がないといいなと思う表現ですが、映画や小説などではよく出てきそうな気がするので覚えておきたいと思います。
次の第5章は「The Dementor(吸魂鬼)」。
英文法を頑張った成果もあってか、だいぶ英文が読みやすくなってきました。
分からない単語では立ち止まってしまいますが、文の構造を見抜くことを意識しているせいか、全くお手上げにはならないことに喜びを感じます。
とはいえ、ちょっと複雑な表現が続くとたちまちわけが分からなくなるのですが・・・。
でも、慌てず焦らず楽しんで読み進めたいと思います。