開業鍼灸師が「えべっさん(十日戎)」に行かない理由 〜「商売繁盛」より「病気平癒」〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

西宮神社はじめ、西日本各地で「えべっさん(十日戎)」がありました。

(毎年1月9日「宵えびす」、10日「本えびす」、11日「残り福」の3日間)

 

ところで、開業鍼灸師は「えべっさん(十日戎)」に行きません。

行くとしても個人的に、です。

 

「えべっさん(十日戎)」は「商売繁盛」を願ってお詣りします。

 

医療機関が「商売繁盛」を願うというのは、どうでしょう?

「病人がじゃんじゃん来て欲しい」「みんな病気になればいいのに」

と、他人の不幸を望むことになってしまいます。

 

そういう理由で、医療機関ーー特に開業されているお医者さまや鍼灸師は

「えべっさん」には行かないのです。

別に神様に怨みがあるわけではありません。

単に、具合が悪いのですね。

 

それでは、医療関係のひとはどこにお詣りするのか? 

 

医薬の神様をおまつりしている少彦名(すくなひこな)神社です。

大阪・道修町(どしょうまち)にある少彦名(すくなひこな)神社が有名ですが、

全国にあります。

日も決まっていて、こちらは毎年11月22日と23日です。

「神農祭(しんのうさい)」「神農(しんのう)さん」と言われています。

 

大阪では、お祭りは「えべっさん」から始まり、

日本三大祭りの「天神祭」などもあって

(残り2つは東京の「神田祭」と京都の「祇園祭」)、

「神農祭(しんのうさい)」は、

最後のお祭りということで「とめ(止め)の祭」とも言われているそうです。